見出し画像

ナッツハント / Nut Hunt

デザイナー:Jasper Burch
アートワーク:Stephen Nickel
出版社:Pine Island Games
プレイ時間:30分
プレイ人数:1~5人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

木の実を集めて、リスを増やして巣を作っていくネットワークビルドのゲームです。マジョリティ争いとかではなく、ネットワークビルド

ゲームの準備として、まずはメインボード。ヘクスタイルを組み合わせて、カタンのようなボードを組み上げます。

続いて目標カードの配布。目標カードには2つのタイル名が書かれています。この2つのタイルをリスと巣で接続するのがゲームの目的です。

目標カード。描かれた2つの土地をリスで接続するのがゲームの目的。

最後に、ボードにキツネと初期リスを配置したら、ゲーム開始です。

ゲームは終了条件を満たすまで複数のラウンドを行います。各ラウンドは時計回りに手番が回ります。

手番の最初には、ダイスを振ってキツネを動かします。キツネはダイス目によって進む方向が決められています。進んだ先にリスが居たら、リスはそのマスから逃げ出します

3が出たのでキツネは右下へ移動する。

逃げる先は隣接マスで、どこに逃げるかは各プレイヤーが決めてOK。逃げた先で同色のリスが3匹集まると、自動的にリスが取り除かれ巣が作られます。巣が作られるとそのマスにいるリスはさらに隣接マスに逃げ出します。巣が作成される時に逃げる時に逃げるだけなので、その後で巣のあるタイルにリスが戻ってもOK。

キツネは左上に移動するので黄色のリスは隣接タイルに移動することに。

キツネが移動したら、移動先のタイルの左下に書かれた『FORAGE』の木の実カードを2枚獲得します。複数書かれている場合は、プレイヤーが貰うものを選ぶことができます。あくまでキツネのいるタイルのものが貰えます。

ちなみに、はリスと同様、ルート構築のパーツになりますが、キツネがやってきても退く事はありません。確定で使えるルートになるわけですね。

木の実カードはリスを召喚する時にコストとして支払う。

その後、『リスを配置』するか『キツネを呼ぶ』 か『目標カードの獲得』を行います。

リスの配置』は、キツネのいないタイルでコストを支払って手元からリスを配置します。タイルの場所はどこでも構いません。コストはタイルの右側に描かれています。

例えば、上の白リスなら配置コストは緑の木の実2つ。左上の白リスなら青、ピンク、緑、橙の4木の実。

キツネを呼ぶ』はキツネのいるタイルに隣接したタイル上に自分のリスがいる場合に選べるアクションで、自分のリスがいるタイルにキツネを移動させ、移動先のタイルから1枚木の実カードを獲得します。キツネが移動してくるので、当然そこにいるリスは隣接タイルに逃げることに。

黒と緑のプレイヤーの手番にキツネが移動してこの状況なら、リスの方向にキツネを追加移動できる。

目標カードの獲得』は山から追加の目標カードを引いて、保持するか捨てるかします。

これを繰り返していき、何れかのプレイヤーが巣を4つボード上に配置したら、そのラウンドでゲーム終了。

ゲーム終了時に達成できている(タイルとタイルの間をリスと巣で繋いでいる)目標カードの素点とその2タイルの距離に応じた追加得点、そして巣自体の得点を合計して最も得点の高いプレイヤーが勝利します。

白いリスと巣で2つのタイルが繋がってます。

■遊んだ感想

動かすのはキツネ。揃えたいのはリス。仲良くケンカしな。

リスで2点間のルートを作るゲームなのに、リスを好きなように動かせないのがもどかしいゲームです。リスを置く時こそ自由に置けますが、キツネがランダムに動いてくるので、結局移動させられてしまいます。

ルート構築なので、たくさんリスをバラまくのが強いわけですが、複数のルートで通ることになる場所はキツネの影響を受けない巣にしておきたい所です。ただ、それをやるとリスが3匹も手元に戻ってきてしまうのが悩ましい…

巣になってしまえば、キツネも怖くない。

イラストはカラフルでとても綺麗ですし、リスもプレイヤーごとに造形が変わっているこだわりよう。

運の要素は強めですが、上手いことルートが構築できあがると、嬉しくなるのと同時にキツネが来るかどうかハラハラします。

なお、箱絵のキツネとリスが致命的に可愛くない。

リスがエイリアンにしか見えない。

ルールの複雑さ  :★★★★☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★☆☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★☆☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★☆☆☆☆☆

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?