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自分と相手の行動パターンをよく観察する〜女性性は話すことで、男性性は行動することで問題を解決しようとする〜


かつてアメリカの著名な心理学者であり、ベストセラー作家であるジョン・グレイ博士の本が流行った時期がありました。


『ベスト・パートナーになるために 男は火星から、女は金星からやってきた』の本が1番有名なのではないか、と思います。

女は話すことで、男は行動することで問題を解決しようとする。 


この言葉が彼の以下の著書にありました。

これは、女性、男性というより、今は男性性、女性性と解釈するほうが相応しいと感じています。

実際、久しぶりにこの本をパラパラと読んでいて、男性の特徴を読むなか、行動的で仕事をバリバリこなす女性のことが、なるほど!と手に取るように理解できました。


また逆に、女性の特徴を読んでいて、丁寧に話しを聴き、人に寄り添える男性のことも理解できました。

なので、その方が女性であっても男性性をしっかりと発揮しているか、男性であっても女性性を上手に活かしているか、があるので一概には言えません。


が、たまたまこの文章に出会い、夫のパターンと私のパターンの違いがよく理解できました(笑)


夫は解決すべき問題があるほどに動き回り、プライベートでも私と話す時間も一緒にいる時間もなくなるほど行動します。


私は解決すべき問題があるならば、まずは話し合い、人の意見も聞いて、といずれにしろまず話すこと、が先になります。

敢えてやっているのではなく、無意識にやっています。

問題解決したい、という目的は一緒なのですが、優先順位、何を大事にしたいかが変わってきます。

強いていうなら夫は結果を、私はプロセスを大事にしたいのではないか、と感じます。


また、夫は反対する人がいても自分がいいと思えばどんどんやるに対して、私はプロセス中も周囲との調和を気にし、賛同を得られる方がいい、と無意識に思っています。


なので夫は、

「あなたみたいに、人と話し合ってみんなの意見を聞いて賛同を得てから、なんて言ってたら進まない、人の気持ちばかり考えていたら判断がつかなくなり、スピードが鈍る」

というような内容のことを私に言っていたのは、男性性が強いやり方で、私が無意識にやっていることは女性性が強いやり方なだけじゃないか、とシンプルに思えました。

どちらがいい、悪い、ではなく、状況に応じてバランスしながら、適宜その特徴を引っ込めたり、出したりすればいいのだろう、と。


夫も自分さえ良ければいい、と言う訳ではなく、結果さえ良ければいずれ周囲は賛同するだろう、なぜなら周囲の利益のために動いているのだから、というやり方です。


私は、

両親にもっと尊重されたかった
=もっと話し合いが欲しかった、

という気持ちを強く持って生きてきたせいか、話し合いに拘りがちだ、ということは自分でも感じていました。


そこは、夫にも理解して協力してもらい、私もいたずらに夫の行動を止めるようなことをせず、男性性と女性性の違い、またそのどちらも否定するのではなく活かしていけば、男女関係だけでなく、あらゆる人と快適なパートナーシップが創れるのではないか、と思います。

どなたかの何かのヒントになれば幸いです。

お読みいただきありがとうございます。

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