株式会社デルタックス 代表取締役社長 湊 清宏さんインタビュー『より一層働きやすい職場を目指して』
マイスターエンジニアリンググループの株式会社デルタックスは、受変電設備などの電気設備の点検・測定・試験・改修サービスを提供する企業。私たちの生活に欠かせない電気を安心・安全に利用できるようにメンテナンス面から支えています。
そんなデルタックスでは、現在中途採用を行っております。本日は、代表取締役社長の湊 清宏さんに社長に就任するまでのキャリアやデルタックスの魅力についてお伺いしました。
グループ全体の未来を見据え、デルタックスへ
―—まずは簡単にプロフィールやこれまでのご経歴についてご紹介をお願いいたします。
株式会社デルタックス 代表取締役の湊 清宏です。私は、2010年に新卒でマイスターエンジニアリングに入社し、その後5年ほど神戸ポートピアホテルでビルメンテナンスに従事しておりました。2016年には技術営業部門に異動し、さらにその2年後には新たに立ち上げられた経営企画部の仕事も兼務という形で担当するようになりました。
2020年、MEがデルタックスとのM&A契約を結んだ後、2021年にこの会社へ転籍。その後2023年10月、会社が有限会社から株式会社となったタイミングで社長に就任し、今に至ります。
―—現在は具体的にどのような仕事をされているのですか?
当社は決して規模の大きい会社ではないので、現在も経営の仕事をしながら、営業の仕事も継続しています。点検と工事の両方の知識と経験があるのが私個人の強みだと考えておりますので、点検と工事両方の仕事の受注から管理までを見ている形になりますね。また、一般的な総務・経理関係のチェック、採用業務もしています。結構オールマイティーかもしれません。(笑)
―—湊さんがMEにご入社されたきっかけについて教えてください。
学生時代に就職説明会の会場内で、採用担当者の方に声を掛けていただいたのがきっかけで入社しました。私は理工系の土木工学科で環境工学を学んでいたのですが、声を掛けていただいた採用担当者の方から、「近々新たに環境系の研究チームが立ち上がる予定です」という話を伺ったんです。それでMEに興味を持つようになりました。
―—では、MEからデルタックスへの転籍を決断した際の決め手はありますか?
デルタックスのビジネス業態に将来性があるということはM&Aが成立した時点で確信していたんです。これからグループとしてもっと強くなっていくために、自分のこれまで経験してきたことを無駄なく活かせそうだと思ったので、このお話をいただいた時にありがたくお受けすることにしました。
―—MEグループ全体の未来を見据えたご決断だったのですね。では、実際にデルタックスでお仕事を始められた時に、ME時代とのギャップを感じたことはありますか?
点検作業についてはまったく無知の状態からスタートしたわけではなくて、ME時代から近くで現場を見ていたこともあり、大まかな仕事の流れは理解していたんです。そのため、特にギャップを感じることはなかったですね。ただ、作業の詳しい部分まではこれまで見る機会がなかったので、仕事をしながら今まで知らなかった部分の知識を埋めていくような感覚でした。作業の進め方や仕組みなどを知っていく過程では、好奇心が満たされるような充実感を味わえましたよ。
―—湊さんから見た会社の雰囲気はどんな感じですか?
当社はまだ若い会社ですし、勤務している社員の方も30代の方が多いです。アルバイトの方については40~50代の方が多く、幅広い世代の人たちが集まって、楽しい雰囲気のなかで元気に仕事をしています。
より一層、働きやすいと思える職場にしていきたい
―—従業員の方と接する際に心掛けていることはありますか?
技術系の人と接していると、「自分が納得したうえで物事を進めたい」という考え方の人が多い気がします。専門的な知識やスキルを持ち合わせていることもあり、自分の経験則と違うことを指示されることを嫌う方も少なくありません。私もどちらかといえばそういうタイプなので、気持ちがよく理解できるんですよ。だから、お互いに気持ちよく働いていくために、業務の指示をする際は、指示の仕方が一方的なものにならないように気を付けています。その仕事をお願いする意図や理由を添えて、なるべく具体的にお話しすることでお互い納得をしながら仕事を進められると考えています。
―—齟齬をなくすことを意識されているのですね。では次に、今後「会社をこうしていきたい」といった展望があれば教えてください。
従業員が働きやすいと感じるような環境を整備していきたいですね。私たちのような社会インフラである電気を守るエンジニアの仕事は、どうしても勤務時間帯が不規則になりがちです。今一緒に働いている社員は、さまざまな働き方があるなかでこの仕事を選んでいただいている方々なので、きちんとその努力に見合うような給与をお支払いする方針です。
また、我々の業務の性質上、週末にあたる土日の出勤をお願いしなければいけないことも多いのですが、今後は余裕をもった体制で仕事を回し、安定的に隔週で土日のお休みが取得できるようにしていきたいと考えています。土日にお休みのご家族やご友人の方との都合も合わせやすくし、プライベートの時間も充実させてほしいですね。より一層働きやすい環境にしていかなきゃいけないという使命感があります。
スキルを身に着けて、自らの価値を高められる仕事
―—社員のスキル向上をサポートする勉強会や利用できる制度はありますか?
資格の勉強に必要な書籍や資料は揃えておりますし、会社で所有しているもの以外にほしい書籍があれば、会社がその購入費用を負担する制度があります。
また、MEの施設内で実施する研修については、実際の現場環境を再現しながらトレーニングができる環境を構築しています。未経験の方でも、自信を持って現場で仕事ができるようになるまでサポートする環境を整えていますのでご安心ください。
―—デルタックスでの仕事はどんな方に向いていると感じますか?
電気に関する知識自体は入社後に身に着けていただければ大丈夫なのですが、覚えるべきことは多いので、積極的にいろいろなことを学んでいきたいという意欲や好奇心は大切です。また、覚えたスキルは確実に自分の収入に転嫁できますので、自身の価値を高めて収入を増やしたいという方にもおすすめですね。社会生活において欠かせないインフラである電気を守ることの意義を感じられる方にも向いているかと思います。
―—では、最後に転職活動中の方に向けて何かメッセージがあればお願いいたします。
生活に欠かせないインフラである電気を守る私たちの仕事は、責任が大きいものですが、だからこそやりがいも大きいです。加えて、社会から求められるスキルを身に付けることで自身の収入を上げていくこともできます。
現場に出る方は、暑い日も寒い日も作業をしなくてはいけませんし、早朝や深夜に仕事があることもあり、不規則な生活になってしまいがちなのは事実です。ただ、それを許容することができれば、一生食べていけるスキルを身に付けながら将来の不安を感じずに安心して働いていけます。最近ではAIが話題に上ることも増えていますが、私たちの技術はAIやその他の機械に置き換えられることはまずありません。力を身に付ければ、将来に漠然とした不安を抱くこともなく働けると思います。
―—本日は貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。ここまで読んでくださった読者の皆さまもありがとうございました!