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【プログラミングスクール】「ダメだよ」じゃなくて何がダメなのか

おはようございます!今日も暑いですね!
まだまだ教えることに慣れてないですが、少しずつ自分も成長できたらと思います。

「なぜ?」を伝える

プログラムに関してダメだよと言ったエピソードではありません。
うちの教室では、プログラミングと段ボールや折り紙などの素材をあわせて工作しています。ただプログラミングやるより面白いですよね。
工作をやりますので、当然色々な使い方を子供たちは考えます。
ちょっと具体的には言えないのですが、陶器素材(IoTガジェット)を使って工作を考えることになりました。

今回教える子は、ちょっと気性が激しい子ということを聞いていました。
創造性がかなりあり、色々考えてくれる子です。色々考えてくれる子は先生としては助かるんですけどね。

その子は陶器のガジェットを利用し、高い所に設置して使おうとしていました。私は少し様子をみていたのですが、要注意ということもあり、他の先生が「あぶないよ~、ダメだよ~」と私をフォローして言ってくれました。
でも、その子は止めません。
楽しい事を考えているんだからやめないですよね?

そこで、私が自分の子供に教えているように具体的に教えてみる事にしました。

私「〇〇くんは、高い所に置きたいみたいだけど、高い所に設置して落としちゃったらこのガジェット割れちゃうよ?割れたときに破片が飛んできて、〇〇くんに当たったら怪我しちゃって、先生も〇〇くんのお父さん、お母さんも悲しんじゃうよ?」

生徒さん「僕はそれでも設置したい!固定すればいいんじゃない?ここに釘をさして」

私「不安定だから釘をさして固定するって考えは良いね。でもね、釘をさすために穴をあけなくちゃいけないし、ここに穴をあけたりしたら、次の生徒さんが使う時に悲しくなっちゃうよ?〇〇くんがもし新しいものを使って学習するってなった時に、ガジェットに穴が開いてたり壊れていたら悲しくなっちゃうよね?」

生徒さん「確かに、壊れていたら嫌かも」

私「そうだよね、じゃあ穴をあけたり、高い所で落ちて壊れそうな所に設置は出来ないから先生が持っていてあげるね。」

生徒さん「分かった。じゃあ先生が持ってて!」

そういって生徒は割れたりする危険な使い方ではなく、本来の使い方をしてくれるようになりました。(最終的に私が支えるような使い方もしないで済みました)

私は教育に携わったこともないし、今までこういう教え方を他人にしたことはなかったのですが、効果があるという事を実感できました。
一度子供のやりたい事を尊重し、ただ相手に問題のある行動の行きつく先を想像させるということがとても大事なんだなと思いました。

褒められることに慣れてない

あと、この生徒さんの話の続きなのですが、作ったプログラムはグラフィカルにUIになっています。
組み合わせるプログラムって適当に配置してしまう所があるのですが
この生徒さんは激しい性格とは違い、プログラムをきれいに並べて
左から右に流れるように配置してくれました。

生徒さんのプログラムについては語れないのですが、とっても良く出来たものを作ってくれました。親御さんにもプログラムを見てもらい、先生が良いと思ったところを伝える場面があるのですが、

私「〇〇くんは、これだけ良い作品を作ってくれましたが、このプログラミングもきれいに整理してくれたんですよ?プログラムは自分だけ分かっていれば良いって書き方をしてしまう人が多いのですが、誰かに見せられるように整えて流れを説明しやすくする。これって基本なのですがとても大事な事なので素晴らしいと思います。また次回もきれいにしてやっていこうね!」

こんな感じの事を親御さんと生徒さんに伝えたと思うのですが
凄く驚かれていて、生徒さんが「初めてこんなに褒められた」と言ってました。
私は過剰に褒めているのではなく、本当にこのように思ったから誉めました。大人のプログラマーでも分かりやすい作りにしていない人って多いですからね。考えや何をしたいのかって整理する事ってとても大事で、少しでも出来ているのなら褒めるべきだと思うんですよね。

あらためて、褒められなれてない子がたくさんいるんだなって思いました。

私はどんな些細な事でも見つけて褒めてあげたいと思います。そんな先生でありたいから。

時間なくて書きたい事だけ書いて、まとまりがなくてすみません。




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