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映画、舞台、小説などのレビュー。ヒューマンドラマと恋愛ものとライムスター宇多丸さんの映画評論が好きです。
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優しい映画に心洗われて『タレンタイム〜優しい歌』

感動。おすすめです。

2009年に制作されたマレーシア映画。
いつまでも胸にしまっておきたい青春のみずみずしさ。恋する歓びや友への想いは、民族の違いも宗教の違いも越える。“不寛容の時代”に届けたい、伝説の映画。映画は多民族国家マレーシアを映しだし、監督は様々な人々が混在する世界をそもまま肯定し、民族や宗教の壁を軽やかに越えるヤスミン・ワールドともいうべき世界を描きだした。遺作となった『タレンタイ

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『君の膵臓をたべたい』を読んで気づかされたこと

著 住野よる

クラスメイトの山内咲良が膵臓の病に侵されていることを知っているのは僕だけ。僕がその事実を知ったのは偶然だったはずなのに。高校生の男女が織りなす切なく力強い恋のお話。

ティーンに人気ということらしく映画化も決まっており、生と死と男女ということで私の世代的「セカチュー」になるであろうとセカチューの監督・春名慶も期待しているとのこと。

まず、面白かったです。泣けました。帯にもあります

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映画『セレステ&ジェシー』

好きだけど好きなのに好きだから、近くに居て一緒に居る、なのに近すぎると上手くいかなくなってしまう。。。ってとてもわかる。とてもよくわかる。私も近くの大切なたぶん誰よりも大切かもしれない人のことが、よくわからなくなってしまった経験があるから。

この作品は「愛」や「恋」にまとわりつく「タイミング」とか「偶然」がどう起因してどんな結果を導くのか―いや、本作の結果がすべてのひとの結果ではないと思うけど少

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映画『恋人たちの予感』

サリーとハリーは学生時代に知り合う。はじめは気が合わないと思っていたのに気づけば5年後10年後と環境が変わる中でも友人を続けているふたり。男女の友情について描いた有名作品のひとつ。恋愛映画の女王メグ・ライアンが演じるサリーがとてもキュートなんです。

原題は
「when harry met sally」というのも素敵。私はこっちの方が好きかもしれない。この作品を上手に表している。

ロマンティック

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