マレーシア留学中に挫折する人の特徴と対策方法を卒業生の私が解説します
はじめまして、マレーシア留学エージェントの『MY留学』を運営している山本です。
私は実際にマレーシアの大学で勉強していたので、他の日本人留学生たちと切磋琢磨すると同時に、たくさんの日本人学生の挫折も目にしてきました。
幸いなことに、「マレーシアの大学を出たけどロクなところに就職出来なかった」という不満を持っている方は今のところ非常に少ないと思います。ある人は無事志望するコンサルタント業に、またある人は大手機械製品会社、大手リクルート会社、キャビンアテンダント、あるいは現地の日系会社などそれぞれ素晴らしいところに就職をされています。
なので今回の投稿では主に「在学中の挫折」とそうならない為の心得を書いていきたいと思います。私たちが目の当たりにした在学中の失敗・挫折は大きく分けて二つ、進路面と勉強面での挫折がありました。
1. 進路での挫折
進路での挫折とは具体的に言うと、「入った学部で思っていた勉強が出来なかった」というものです。
「進路面で挫折して大学を辞めてしまった」という生徒たちは、次の「勉強の挫折」に比べたらずっと少ないです。
というのも「思ってたのと違ったな」と感じても、同じ大学内では単位の移行が簡単に行われるので学部の転入などは容易だからです。
ビザ更新代と2~3ヶ月の新しいビザ申請期間が必要になりますが、例えば「マネジメント学科に入ったけどどうしても国際ビジネスが勉強したい」という方はそれまでに履修したほとんどの科目を移行して転入することが出来ます。
またその他に、例えば「クイーンズランド大学に行きたかったのに修得単位が足りないから編入出来なかった」と言う生徒もいましたが、そうならない為に留学前からしっかりと進路を決めて、留学中も大学にある海外編入のカウンセリングデスクとしっかり相談し、1年先、2年先自分が何をしなくてはいけないのかをしっかり考えておきましょう。
2. 勉強の挫折
残念なことに、せっかくマレーシアに留学したのに中退して日本に帰る、という日本人留学生は非常に多いです。そして中退理由で最も多いのがこの勉強の挫折です。
勉強の挫折でも色々なパターンがあります。同じ科目を落とし続けてビザが更新できなくなり退学になってしまうパターンもあれば、色々な科目を落としてしまい、平均GPAが2.0を下回ってしまったのでビザ更新が出来なくなってしまった・・・などです。
マレーシアの大学では日本と同じ様に成績評価を表すものとしてGPAを使っています。留学生の場合、各教科のGPAを平均したCGPAというものが年に一度のビザ更新の際に確認され、CGPAが2.0を下回っている、もしくは授業の出席率が80%以下であった場合(病欠などは免除されます)、更新の際にビザの有効期限が1年から半年へ、さらに次の更新で挽回出来ていないと半年から3ヶ月へと短くなっていき、最終的には更新を拒否され、退学となってしまいます。
ここまで書くとマレーシアでの勉強はとても厳しく難しいようなイメージを与えてしまうかもしれませんが、実際にはちゃんと授業を聞いて勉強していれば単位は難なく取れますし、1年で1つや2つ単位を落としてしまったところで再履修して受かればビザには響きません。教師・教授の方たちもとてもフレンドリーなのでどうしてもわからない科目は直接聞きに行ったら親切に教えてくれます。
では、どういった人たちが単位を落とし、挫折するかというと努力をしない生徒たちです。おそらく留学してこられる方の中には「アメリカやイギリスに留学するよりずっと簡単に卒業できる」といったイメージを持ってる方も少なくないと思います。そういった生徒たちはともかくレポートも試験も一夜漬けでこなそうとしますが、そう簡単には受かりません。運良く1年生のうちにそれで受かったとしても、2年生、3年生になるととても通用しません。
また、海外に留学して、新しい世界で色々な国の新しい友達もたくさん出来た、という環境をエンジョイしすぎてしまう生徒もたくさんいます。もちろん友達と遊び、別の国の生徒と話し知見を広げるのは素晴らしいことです。ですがあまりにもハメを外しすぎ、クラブやバー通いなどに熱中し、授業にも来ない、勉強する時間も無いから単位を落とす、という本末転倒な自体になってしまう生徒もいます。
勉強がおろそかになってしまう生徒は時間管理が全く出来ていない、という特徴があります。例えば2週間後にレポートの提出があればそれを頭の隅に置いて、徐々に取り掛かる。1ヶ月後に試験があるのなら苦手な箇所を教科書で読んで補強を始める、といった当たり前の対策を放り出して、試験前日なのにも関わらず友達と遅くまで飲みに行ったりしてしまう生徒をたくさん見てきました。
逆に、「英語が苦手で、いつまで経っても英文がうまくかけないから単位を落とした」あるいは「教科書の内容が全く理解できずに落第した」という理由で挫折する生徒はほとんどいないと思います。毎日授業に出て、教師の話を聞き、友達と話し、教科書を読み、1年生の内からちゃんとレポートを書いて提出する、という当たり前の事をこなしていれば英語力はどんどん伸びていきます。試験についても、どういった問題を試験に出すか授業中に教えてくれる教師の方が多いのでしっかり授業に出れば問題ないと思います。
「どうしても授業の内容が理解できない」という場合には、上記にも書いたように教師の方にアポを取って直接相談に行くのが最善です。あるいは、身近な友達に教えてもらうのもいいと思います。またその他にも、授業で指定されている教科書とは別の、同じ単元の参考図書を図書館で借りて読むという方法も有用です。同じことを書いていても、書き手・読み手の違いによってスッと頭に入ってくる/入ってこない文章表現があります。
これから留学される皆さんには、クラブ遊びにハマったなどのくだらない理由でマレーシアでの留学を挫折してほしくはありません。マレーシアのみならず、日本でも、どこでも大学生活というのは誘惑がつきものです。その沢山の誘惑に惑わされず、きちんと自分の置かれている状況を把握して、遊ぶときは遊ぶ・勉強するときは勉強する、と言うしっかりとした自分の管理をすることが何よりも大切だと心に留めておいてください。
マレーシアの大学で進学することは決して難しいことではありませんが、とても容易というわけではありません。
3. 挫折しないために
進路面で挫折しないためには、しっかりと自分の専攻と進学後のビジョンを練ることです。
自分でしっかり下調べして決断するもの良いですし、保護者の方、あるいは私たちMY留学などのエージェントとカウンセリングして自分にあった専攻を決めましょう。
海外編入を希望している方は特に、マレーシアの大学入学後もぼんやりとせず、行きたいオーストラリア/イギリスの大学の入学時期を調べて、いつ頃からそちらの願書に取りかかればいいかなど大雑把でも良いのでスケジュールを立てておきましょう。
勉強面で挫折しないために、まず第一に、課題提出や試験で失敗しないよう自分なりの時間管理術を身につけましょう。
友達と遊びに行く・大学のアクティビティなどに参加する事は大学生活をより良くするのに必要不可欠です。
ですが単位を落として辞めてしまっては元も子もないということを忘れないで下さい。
また授業を数回受けると「この科目は自分にとって苦手そうだ」というのが分かってくると思うので、そう思ったら早い内から教科書をじっくり読み返す、教師・友達に相談しに行くなどの対策を立てましょう。
学業に対する姿勢の基礎ですが、「マレーシア」という新しい環境に夢中になりすぎて、おろそかになってしまわないように気をつけてください。
マレーシア留学で挫折や失敗避けるために、我々MY留学は通話を介した留学前の綿密なカウンセリング・コンサルティングを承っているのはもちろんのこと、留学中も教科や科目などの勉強面、そしてその他生活面での相談も全力でサポート致します。留学を決意した方々の不安や心配を少しでも無くすため、留学された方々が「マレーシア留学に来て良かった」と思える留学生活にするための努力を惜しみません。
マレーシア留学へのご相談は是非MY留学へ!
4.最後に
MY留学では現在、無料でマレーシア留学のエージェントサービスを行っております。
またエージェントサービス以外にも進学カウンセリングや、留学に関する様々な質問を受け付けておりますので、マレーシア留学にご興味のある方は、下記のツイッターアカウント、もしくはメールアドレスまでお気軽にご連絡下さい。
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