さくらと春

暖かな1日だった。
朝起きたら
昨日のしとしと雨から一転の春の青空。
駅前に用事があり朝早く出かけたのだった。
少し贅沢な昼食を摂り
少々食料品を求めてから
街には長居せずに車に乗った。
帰り道、
流れゆく景色にピンク色の木がポツンと見えて
さくらだ、と嬉々とする。
先日見に行ったらまだ半分は蕾だった
桜並木で有名な公園へ寄ってくれと家人に頼む。
実は最近誕生日を迎え
お祝いの昼食であった。
なんとケーキまで買ってくれたそうで
一際嬉しく思った。
幾つになっても
誕生日の御馳走とケーキには
心が躍る。
そういう次第で
桜咲く公園へと帰路を急いだ。
近くの生協の駐車場に車を停め
大通りに出た途端
淡いピンク色が遠目に見えた。
昨日までまだ寒くて
灰色がかった気分であったが
このピンク色の帯が続く様を目にすると
私は喜びを感じる。
桜は幸せホルモンを出していると言われる。
だから人々は花見に集い、皆と楽しむのだ。
木がふんわりとしたピンク色になっている様は
平安人だろうが武士だろうが
幸せな気持ちになった事だろう。
辛い事が多い世の中で
一瞬この桜に心奪われて
綺麗だなぁと思えるからこそ
生きられる。
小さな幸せを感じるから毎日暮らせるのだと
思う。
おかしな世の中ではあるが
こうした無料のプレゼントを自然は
くれる。
私たちはどう生きるか？
自然と共存しながら汚さず
公害になる生き方暮らし方をしない。
これしかないだろう。
人間だけが地球で暮らしているのではないのだから。
満開に咲き誇るさくらに暫し時を忘れた。
美しい花は
来週から葉桜へと変わっていくだろうな。
同じでいる事は自然にはない。
時が来たら散る、当たり前のことです。
散る姿もまた美しい。
下の写真は美しかったさくらと
お誕生日のケーキ。
春生まれで嬉しいのは
誕生日近くに桜が咲くので
気分が桃色になる事、です♡

さくら

桜並木

モンブラン

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