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わたしのゆめ


社会人8年目の私は、
ありがたいことにぬるま湯に浸からせてもらってる。
そしてありがたいことに中間管理職という生ぬるいポジションもいただいて、そろそろ2年目になる。
ぼーっとしててもお給料は出るし、
指導や教育という名目のもと、人にお願いすれば何もしなくても良いポジションにいる。

とはいえサラリーマンなので、
電卓片手にパソコンの前に立ち、進捗はどうであとどれくらいのアポイントを取って、、、
と頭を使うことも必要である。

けれどはたからみれば、
ただパソコンいじっている野郎でしかないのだ。

そんな私、もう28。

結婚も控え、できれば産休も欲しいからこのまま居座りたい。
でも私、作家になりたいのだ。

このコンプレックスだらけでだらしない感性を売りにしたいなんて思ってる。
人に刺さる文章が書きたいなんて思ってる。

でも生ぬるい、辞めてもいいけど居座るにはいいこのポジションを誰かに譲るのも勿体無いなんて邪念。

結婚するし、産休も欲しい。
お金はやはり大事だ。

でもやっぱり、諦めたくない。
自分の人生の物語を描いた時に、作家として昇華させたい。
その思いが片隅から離れない。

1週間後に結婚する君へ。
今はまだ素直にこの気持ちを伝えられません。
作家になりたいなんて、本当は自信もなくて口にするだけ恥ずかしくて、
まだ自分さえも説得できてない。
だから君にはまだ言えない。
でも。
私はこの会社を辞める。
その分の金銭的負担はきっと君が抱えると思う。養う羽目になると思う。
だけど私、未来で君に何百倍にもして返すからさ。
許してね。
会社辞めてパートになって、家のことして自分の好きである感性を発起して高めて、
それで社会貢献しようと思う。

未来の旦那、私の夢に付き合ってね。


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