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検討の末、愛知県中小企業診断士協会に入会した話《第5話》

Web系フリーランスの中小企業診断士資格取得ドキュメント、いよいよ連載最終回です。

令和5年8月1日付で正式に中小企業診断士登録され、登録番号も発行されました。
これを受けまして、地元である愛知県中小企業診断士協会への入会手続きを行いましたので、その振り返りを書き留めておきます。


そもそも協会に入会するかどうかの判断

実は、試験勉強をしている頃にはわざわざ入会金や年会費を払ってまで協会に入会する予定はありませんでした。もともとどっちかといえば資格取得それ自体が目的で、何か勉強をする動機付けでしかなかったため、本業であるWeb制作者として食いっぱぐれていない以上は別に必要ないかな…と思っていました。

しかし合格後は、せっかく苦労して合格したんだし、新しい世界に飛び込むワクワク感もあるので、手にした資格を最大限活かしたいという考えになりました。(このあたりは受験体験記の最終話でも書きました)

受験生時代にとくに勉強仲間などのコネクションが生まれていたわけでもないですし、資格取得だけでは何も変わらないということを痛感したので、とりあえず最初の1〜2年だけでも協会に入ってみようと考えを改めました。
そうでもしないと、他の診断士と知り合う機会がまじで皆無です。協会のWebサイトを見てもたいした情報が得られません。(きっと会員専用のページにあるに違いない…!なんて思ったりしてました)

入会金が30,000円、年会費が49,000円(愛知県の場合)と、個人のお小遣いとしてはそれなりにいい金額ですが、ビジネス上の必要経費としてならそこまででもない金額でもあります。少なくともブログ数本分のネタくらいにはなるだろうとも思いましたし。

ということで、中小企業庁へ登録申請を出した後は、協会に入会するための準備を始めました。

協会に入会するには

全国47の各都道府県にそれぞれ協会が存在します。居住地や勤務地にかかわらずどこの都道府県の協会に入るかは自由ですし、複数の協会への入会もできます。(会費はそれぞれ必要ですが。)
私は普通に居住地である愛知県の協会に入会しました。

なお、いずれかの都道府県協会に入会することで、自動的に本部である中小企業診断協会にも入会したことになります。

ちなみに小ネタですが、中小企業診断士試験の実施を始め、受験生や有資格者が何かとお世話になっている協会本部の正式名称は「一般社団法人 中小企業診断協会」です。「士」が入らないのです。

一方、私が今回入会した愛知県の協会の正式名称は、「公益社団法人 愛知県中小企業診断士協会」です。こっちは「士」が入ってるんですよね。
同じく、例えば「東京都中小企業診断士協会」や「千葉県中小企業診断士協会」なども「士」が入っています。かと思えば、「大阪府中小企業診断協会」や「中小企業診断協会北海道」などは「士」が入っていません。都道府県ごとにまちまちなのです。(今知ったけど、47都道府県で北海道だけが地域が後ろについているし!栃木は「診断士協会」でなく「診断士会」だし!そして、全国で愛知県だけが一般社団法人ではなく公益社団法人になっています。)

どうでもいい部分かもしれませんが、郵便物の宛名を書く時などには間違えないようにしましょう。うっかり間違えても怒られはしないでしょうが、お相手の人名・社名・製品名などを間違えず正確に呼ぶ、表記するというのは診断士のみならず、社会人としてのエチケットだと思っています。

話を戻します。
入会に必要な書類等は協会のWebサイトに記載があるのでそれに従います。

愛知県協会の場合は、

  • 入会申込書

  • 履歴書

  • 口座振込依頼書

の3点です。すべて書式がサイトからダウンロードできるので、それを埋めればOKでした。

20数年ぶりに履歴書を書く

おーまじか履歴書か!と思いました。特に転職活動もしたことないので、作るのは大学生のときの就職活動以来です。
といっても別に志望動機とか書くわけでもなく、経歴が分かればよいだけなのでそんなに難しくありません。

非常にあっさりした経歴
※正確には、最初に入った会社がつぶれる経緯で改名したり分裂したりいろいろありましたが、そんなん私個人のキャリアとしてはどうでもいいので端折ってます

しっかし、改めてこうやって書いてみると特になにもないですね…。
別にキャリアアピールする必要もないのでこれで何も問題ないです。

推薦人に署名をもらう

入会には「当協会正会員2名の推薦が必要」とのことで、入会申込書に2名分の署名欄がありました。うち1名は、実務補習の時の指導員の先生にお願いしました。書いてもらうだけなら郵送とかでも対応できるかもしれませんが、推薦を口実に直接お会いしたいという気持ちが強く、訪問のアポを取りました。

中小企業庁への登録申請が済んだ後くらいで連絡を取り、皆で実務補習をやった懐かしい(といってもほんの4〜5ヶ月前ですが)事務所へ再び足を運び、軽く近況をお話ししつつ署名をいただきました。

推薦人のあては1人しかなかったのですが、「推薦人にお心当たりがない場合は事務局までご連絡下さい」と書いてあったためメールフォームから問い合わせたところ、「事務局で手配するので1名で大丈夫」という返信をいただきました。断られることはないと思ってましたが、一安心。

※余談ですが、問い合わせを送ったのが平日の17時少し前で、時間も時間だし翌日以降かな…と思っていたら3分後くらいにお返事が来てびっくりしましたw 事務局さんの評価爆上がりです。

なお、他の都道府県協会の入会案内をいくつか見てみたのですが、同じく入会時の推薦人2名を求めるところが多そうでした。しかし、1名でよかったり、推薦人不要の協会もありました。(その代わり入会時の面談がある県もあるようです)
ただしどの場合でも、推薦人のあてがなくとも問題なく入会できるはずです。

入会金と年会費(月割あり)を振り込む

愛知県協会の場合、翌年の年会費からは口座引き落としになりますが、初年度分は前払いです。先に振り込んでから書類を送りました。

入会完了!

8/1 に中小企業庁のサイトで自分の登録番号を確認し、入会申込書と履歴書の登録番号欄を埋めて県協会宛に郵送しました。

1週間後くらいに、「入会登録のお知らせ」がメールで届きました。本部の会員ページへのログイン情報、県協会の会員ページへのログイン情報、入会記念品発送のお知らせなどのメールも同じタイミングでもらいました。

続いて、レターパックで入会記念品が届きました。内容は下記のつぶやきの通り。

診断士バッジほしいって人はけっこう多い気がするのですが、実はバッジは資格取っただけでは入手できず、協会に入会してはじめてゲットできます。なお、もらえるわけではなくあくまで貸与です。バッジにはシリアルナンバーが刻印されており、紛失した場合は届出が必要です。協会を退会する際には返却しなくてはいけません。

とはいえ、今のところバッジをつけていく場が思いつきません。今は仕事でもスーツまったく着ないですし…。協会の集まりなどには、みなさん付けて来るのでしょうか?まだこれを書いている時点では協会の行事等未参加なのですが、近々参加する機会もありそうなので、その時にチェックしてみたいと思います。

入会したらどうなった?

愛知県協会からは、会員専用ページの更新がある度にメールで通知が届くようになりました。
協会Webサイトの会員専用ページで、表に出ていない公的機関などからの募集案件や、事務局からのお知らせが閲覧できるようになりました。

現時点では、まだこういった案内への応募・参加の機会が訪れていませんが、来年の春以降、本格的に参加をしていきたいと思っています。

なぜ来年の春以降なのかといいますと、実は実務補習終了後に第2子を妊娠し、できる活動が限られているためです。
現在、これを書いている時点で妊娠9ヶ月。既に入院日も決まっていて、12月の上旬には出産予定です。

とはいえまだ1ヶ月あるので、体調に特段の問題がない限りは、この後予定されている令和5年度の新入会員のウェルカムパーティーには参加したいところです。
なんか、臨月のやつが来たぞということで覚えてもらえそうな気がしますし(笑)

あと、2人目が産まれた後だとバタバタしそうなので、近々、早めに1回目の理論政策更新研修を受けてきます。

以上で、中小企業診断士試験合格から資格登録、協会入会までを振り返る連載は終了です。今後は新人診断士としての活動がありましたら、随時記事を書いていく予定です。
その前にまずはちょっくら出産してきますので、落ち着くまでしばしお待ちください!

※ちなみに来年は、診断士試験の監督補助に応募してみたいと思ってます。今年はさすがに身重で立ち仕事はキツイんでパスしました…。

引き続き、中小企業診断士試験のことや新人診断士のリアルについて、質問があればコメントかX(旧Twitter)、マシュマロにてお寄せください。育児の合間にできるだけお答えしたいと思います!


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