偏愛の記録①「君の席」

漫才しか見てこなかった大学生の自分が「コントってこんなに凄いんだ」と思い、そこから自分でもコントを作りはじめ、今でもそれが続いているという事を考えると人生を変えたライブと言ってもいいかもしれない。

「君の席」のようなユニットコントをやりたい、というのはコント好きの人間にとっては永遠の憧れだと思う。

若輩者とは言え自らを芸人と名乗っている人間が、一般的に見れば「先輩」にあたる人たちのものを簡単に「憧れ」と言ってしまうのは、一体どうなんだという気持ちもあるが、そんなもの些細な事だと思うぐらい、この「君の席」は本当に素晴らしい。素晴らしいコントを見れば問答無用で憧れてしまう。

特に「お通夜」は、この世で一番好きなコントでもあるので、自分が作るコントに迷いが生じそうになったら見返して原点に立ち返る、という事をしている。

ちなみに「このコントを作ったのはオークラさん」という、出自不明の情報を聞いてからオークラさんの事も追いかけている。今月発売のクイックジャパンで「このライブで主に作っていたのは設楽とオークラ」という記述があったので信憑性は高まっている。いつかお会いしたら「誰が作ったんですか?」と聞くのが夢だ。



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