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瞑想13:錯覚ベクション

ベクションをご存知でしょうか最近の映画に使われている特殊技術のひとつです。

だれもが一度は経験したことがあると思います。

逆方向に進行する電車が対向車線に止まっているとします。

対向の電車が動きだしました。

止まっている方にあなたが乗っているとします。

止まっているのもかかわらず電車が動いていると感じるのをベクション現象といいます。

まだ原理が解っていないのですが錯覚として盛んに研究されています。

試案として私の考えた原理を提案します。

考え方としてはごく単純なのです。

電車が停車している時何気なく対向車両を見ていると思います。

このボーと見ている状態は雑念で意識の希薄な状態なのです。

そして対向車両から自分の乗っている車両を見ているのです。

だから止まっている自分の乗っている車両が動いているようにかんじるのです。

視点をかえるとルビンの壺が向き合った顔に見える錯覚で経験しました。

ラカンの鏡像もこの視点の転換であることが知られています。

乳幼児が母の目で自己を見ているのです。

生まれて間もない人間に備わっている基本的な能力なのです。

山を見ていても前面しか見えないけれども山の裏も想像しています。

これは視覚ですが心理的現象では普通に見られる現象なのです。

心理現象はこれを投影といって自分があいしているとき相手が愛していると思う心理です。

自分の感情を相手の側に転嫁しているのです。

ベクション現象は日常でも体験するきかいが多いと思います。

動いている雲を見ているとほとんど動いていない月が動いているように見えます。

これも雲の視点から月を見ているからなのです。

太陽も地球からの視点で見るから動いているようにみえるのです。

おおくの錯覚はこの視点の違いから研究すると面白いかもしれません。

あくまで試論です。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


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