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第2回みょうこうミライ会議を終えて

こんにちは、みょうこうミライ会議事務局の藤田と徳野です。
今年も7月に始まった第2回みょうこうミライ会議ですが、あっという間に4ヶ月が経ち、2021年10月27日〜29日にかけて「現地合宿/最終プレゼンテーション」が行われました。

今年は都市部で緊急事態宣言が発令されていた時期もあり、一同に妙高市に会す機会が中々なかったのですが、今回の現地合宿ではいよいよ全員が妙高市に揃って議論をすることができました。

そんな、第2回みょうこうミライ会議「現地合宿/最終プレゼンテーション」を振り返ってみます!

みょうこうミライ会議についてはこちらの記事を参照ください!

みょうこうミライ会議の現地合宿とは?

現地合宿の様子をお伝えする前に、それまで何をしていたかと言うと、7月から4ヶ月間、妙高市役所職員、妙高市民、都市部企業の三者が、月に2〜3回程度のペースでオンライン環境に集い、妙高市の課題に対する提案策について議論をしていました。

これまでオンラインで議論していたものを、10月29日に市長にプレゼンテーションできる粒度の施策までに落とし込む作業を、現地合宿では行いました。

事前に4ヶ月間議論していたとはいえ、オンラインだと中々議論が噛み合わなかったり、みんなが参加できなかったりしたことも多々ありました。
現地合宿こそが一同に会し、丸2日間をじっくりと使って施策の効果や必要なリソースなどを、詰められるところまで詰められる場所になっています。

27日の朝、都市部からの参加者も妙高市に到着し、開会式をもって現地合宿がスタートしました。

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現地合宿/最終プレゼンテーションの開会式の様子

徳野が担当した交通チームでは、昨年のみょうこうミライ会議の検討事項をベースに3つの施策実現に向けた検討をしました。

初日は各施策の進捗状況をチーム内で共有。市長への提案に向けた資料作りをしました。2日目は各施策担当者が市役所の担当課や、現地事業者(スキー場や、観光地域づくり法人、バス会社、タクシー会社、農家など)と実現に向けた打ち合わせを念入りに実施。実現に向けた道筋を明確にしながら発表資料の磨き上げを行いました。

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チームごとに分かれて検討している様子

藤田が担当した教育チームは、オンライン打ち合わせでは中々議論することが難しかった「具体的にどんな子どもが妙高から育つと良いか」といった、それぞれの「will」や「want」を明確にすることから始めました。

2日目には、実際に事業を推進する上でパートナーとなる可能性のある、放課後児童クラブの運営を担っているNPO法人ゆめきゃんぱすの方々にもヒアリングを行いました。

現場の声をしっかりと聞いた上で、ようやく施策を6つに絞り資料作成に取り掛かりました。

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教育チームは模造紙を使って議論を整理することが多かったです
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1日を終えるごとに、全体のアドバイザーに対して共有を行いフィードバックをいただきました

いよいよ最終プレゼンテーション!

そして3日目にいよいよ「市長プレゼン」とも言われる、最終プレゼンテーションです。

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審査委員には妙高市の入村市長に加えて、西澤副市長、教育委員会の川上教育長そして、みょうこうミライ会議の運営を行う青山社中株式会社の朝比奈代表に出席いただきました。

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右から審査員の朝比奈代表、入村市長、西澤副市長、川上教育長

発表の場と審査員席は意外と近くて、発表の際に緊張された方も多かったのではないかと思います。

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交通チームの皆さん

プレゼンテーションは1チームあたり20分までで、時間を過ぎると強制的に終了されてしまいます。

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教育チームの発表者
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そして発表が終わるといよいよ講評の時間。チーム全員が前に出て、4名の審査員それぞれから講評をいただきます。

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教育チームの皆さん

もちろん、詰めが足りないと言われる施策もありましたが、入村市長からは「実証実験とは言わずにどんどん進めてください」と言われることもあり、どのチームもかなり完成度の高い最終プレゼンテーションになりました。

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入村市長による総括の様子
朝比奈代表による講評の様子

入村市長、朝比奈代表に総括をいただき、第2回みょうこうミライ会議は幕を閉じました。

参加者の声

今回参加いただいた皆さんの声も少しシェアします!

交通系企業参加者より(2回目の参加)
「去年に引き続き2年目の参加で、最初は何から始めるか不透明なところがありましたが、ここ最近チームとして一気にまとまってすごく良かったと思います。ここまで妙高市に深く関われることはすごくありがたくて、私としても何か形にするなど、妙高の市民のために何かやっていきたいと改めて感じられた3日間だったと思います。」

教育系企業参加者より(初めての参加)
「(妙高の印象について)妙高の人たちは優しいし温かいし、(環境に関しても)空がとても広く感じました。忙しい3日間でしたが、どこかで穏やかな時間が流れているのが妙高の魅力だと感じました。」

妙高市役所参加者より(初めての参加)
「正直はじめは不安でした。(仕事で)あまり交通に関わったことがなかったので『交通チーム』ということで不安でした。首都圏の企業の皆さんが面白い提案や、こうやったら良いのでは、こういう人に提案した方が良いのではなど、自分がどんどん引っ張られていました。最終プレゼンということで皆さんの意見をまとめて伝えられることができて達成感に溢れています。
自分は元々あまり表に出ない方でしたが、皆さんから後押しを受けて市長プレゼンの場に出られましたし、資料も皆さんと協力して作ったりとか、プレゼンのコツを教えていただいたり、人に伝えるという力を磨けただけでもみらい会議で成長できたなと思っています。

みょうこうミライ会議を終えて感じること

最後にみょうこうミライ会議を事務局の徳野と藤田それぞれで振り返ってみます。

交通チームのサポートをしていた徳野は、

昨年のみょうこうミライ会議では夜を徹して検討した妙高市における交通課題の解決策を全て実現することができず、自分自身、サポートの役割を上手にこなせなかったことに悔しい思いをしました。
昨年の反省を踏まえて、本年は参加いただいたメンバー各自が迷うことなく取り組めるよう、昨年以上にケアを意識しました。
メンバーのみなさんの当事者意識が非常に高くサポートする必要があったのか怪しいですが(笑)、なんとか市長提案まで無事終了、提案されたものの中には前向きな評価をいただいたものもあり、本当に嬉しい限りです。

そして、教育チームを担当していた藤田は、

大人になると、立場や所属を超えて喧々諤々と議論する場って本当にないんだな〜と、参加者の皆さんの議論を見て改めて思いました。
自分の普段の会議を思い返してみても、意見を共有することは多くても、「その認識は少し違う」「自分はこう思う」と微妙なニュアンスのすり合わせや意見をぶつけることって中々無いのかもしれません。
そして、ありたい姿に向けて社会システムごと転換していくには、余計思い切った議論の場が重要だと感じました。

みょうこうミライ会議の議論は確かに苦しいことも多いけれども、これだけガッツリと議論ができて、市長への提案からの事業化という出口が設計されている場はとても貴重だと改めて感じました。

提案された施策は、妙高市役所の担当課や参加者の間で実現可能性の検討が続いていきます。
まさにこれからが本番という感じですが、ひとまず2021年度のみょうこうミライ会議を最終プレゼンテーションまで終えられてホッとしています。

妙高市の今後の動きに乞うご期待!

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