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合奏・曲作り・演出

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音質の揃え方、合奏練習、曲作りや演出についてのメモ
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記事一覧

インプット作業→アウトプット作業の資料

なんとなく、インプット作業→アウトプット作業、の流れの手順やらのノウハウが立ち消えているような感触なので、書いてみようと思います エクセル資料は古いのと上手に使いこなせていないからアラを見ないで欲しいですw 恥ずかしいけど作り直すのが面倒。 きっかけ きっかけはこれをXで拝見したこと。 この画像中の、真ん中のスキルセットの部分が、まんまそれなんですよね。演奏会に限らず。 画像をお借りします そこのあたりをお借りして、図にできないかなと思ったんですけど。 なんか昔に、

曲の解釈で「えろい」と言ったら驚かれた、曲作りのコツ

(2020.12.07 修正あり)  本当はえろい「花ふぶき」、というタイトルにしようかと思ったけど、失礼だなと思って止めました。w  箏と尺八の曲で、吉崎克彦 作曲「花ふぶき」という曲があります。この曲はまぁタイトル通りに、春爛漫の景色を思い浮かべてもらえればいいのですけれど、私はこの曲を使って「曲のとらえ方ってどうやるのか」という話をしたことがありまして。  そのときに、「この曲は解釈次第ではめちゃくちゃえろい」と言って(確か)、驚かれたんですよね。 ✁-------

絃の呼吸法。

絃の呼吸法。特に他の楽器と合わせるときにここ大事。(2020.06.06 修正更新) 「息を合わせる」ということはどういうことなのか。 絃も腹式呼吸しよう当時のメモ記事によれば、この日は、「呼吸の感覚を意識するように」と、ゐ先生の指導の下、実際に箏弾きだけで腹式呼吸を練習しました。腹式、脇腹とか変なところが痛くなってツラい。 (当日のメモ記事で肝心な部分を書いていないのですけど。「フレーズのまとまり感を作る」ということ、この日にゐ先生が説明していたのは、 「メロディだけで

3拍4連とかいう

面倒なやつ、これで合ってるのか?ってなりますよね。 あれのコツを書いてる人がおられたので捕獲メモ。 あとで図にしてみよう。 続き。コレで合ってるのかな?間違ってるところが合ったら指摘してください… ☆ ~連符とは▼そもそもの「連符」とは? 3連符っていうのは「2等分ではなく3等分したもの」なのですけど。 これ、何の音符を小分けにするか、という作業が発生するので、多分ここで混乱します。私はいつもします。細かくするのっていくつにしたらいいんだ?というw 以前、4拍3連

「間の謎」=音で絵を描くようにを考えてみた。+尺のブレス位置について

前の記事「間(ま)」の続きです。 ▼ 前の記事はこちらから。 間というものを、どうやって作るのか、「絵を描くように」という教えの実現方法とは。 *モチーフに含まれるイメージを考える曲のモチーフ、テーマ、含まれるイメージをもとに、「作者がゼロから何を作ろうとしたのか?」、作者の描こうとした風景や物、心理などについて考えてみる。 以前、海がテーマの曲の部内講評で「海の水って真水よりも”とろみ”があると思うんですよ」って言ったことがあって。 「だから海は、たとえば湖のさざ波

「間(ま)」

「間(ま)」というものの謎。 曲を演奏するときに、「間を大事に」と言われて困った記憶があります。 「間って何ですか?」と訊いてもあんまりはっきりした答えはもらえずに、「音で絵を描くように意識して」とかしか言われなかったような。 音で絵を描くって謎すぎるじゃないですか。困る。w いまだによくわかってないので、「間」について調べてみました。 ▼「休符を演奏する」休符は大事なものです。その長さを意識する。そしてその長さを表現として使えるようになるには。 ▼「メトロノームの

配置、パートの関係

配置の記事の続き。 配置は視覚的な情報を含むので、たまに注意が必要なときもあるかも。 角度をつけるかつけないか 以前、「六段」二名での演奏を部内発表会でやったときだったかな、配置について指摘したことがありました。 普段から相向かいでやることが多いので、その感覚で配置しただけだったと思うのですが、六段って、複数パートではないんですね。 なのですが、相向かいの配置だと、楽器の間が切れて見えるんです(これって私だけかな?) 同じパートのはずなんだけど、斜めの相向かいになって

よく鳴る手のたたき方(かしわで)

よく鳴る手の打ち方。 拍取りとかに使う響く手の打ち方、知ってるとたまに便利かもしれない。 手を打ち合わせるときに、普通にぱんぱんやっても、そんなに大きな音はしないんですけど、ハッキリした大きな音を出すコツがあります。 これ、合奏の時の拍とりにも使えるんですけど。 休憩中に、ミーティングしたい・話があるとき、私語が騒がしいのを静める「黙れ!聞けえ!」って場合も有効ですw 「かしわで」の打ち方、と検索すると出てくるかもしれません。 ① 片方の手のひらはかるく窪めて ② 逆

映像研究のすすめ ~音楽の演出のバリエーションをつくるために~

(2022.01.30 加筆修正) 演出のバリエが音の強弱しかなくて、楽譜の書き込みが「もっと強く!!!」とかいっぱいで、真っ黒になったことありませんか。 私はあったし、過去にもたくさん見ました。それで困ったりした話。 それで、目で見る資料もあるよって話。 昔の自分の話ここは飛ばしていいよ OBとして作ってた、メモ的な旧ブログの記事から、上記の真っ黒楽譜について抜き出してみると、色々書いてはあるのですが。 音量だけで演出をしがちな傾向が強かった時期、こんな風に書いてました

掛け合い と 受け渡し

曲中でよくあるのが「元々ひとつだったフレーズを、複数パートに分割する」という、作者の遊び()。 読譜の時にそれに気がつかないと、演奏しても元の形に戻せなくてなんか中途半端でまとまらない、ということに。 1.よくあるパターン「たら+たら」たぶん一番短い掛け合いの形は「2音まとまり」の連続。音の組み合わせはいろいろあるけど。 例。 これに気がついた場合、とるべき練習は楽譜の「歌い合わせ」。 * この形、「たら(ら)+たら(ら)」で出てくることも多いです。 本来の元の形は

「雰囲気を変えたい」ときの+α

前の記事の続きというか、分割。 視覚の優位性舞台で爪が光るのが目についたりして気になるというのを前の記事で書きましたが、それも多分理由があって。 舞台上では光り物、時計とかアクセサリーは外すように言われるんですね。たぶん、変なタイミングで光って、あちこち意識がいくようなタイプは集中しづらくなるからなんだろうな。視覚の優位性。耳よりも目の方が人の意識や感覚を支配するので。 光るものが舞台上にあると、そっちに意識がいっちゃうんだ。 昔、その”光り物NG”の話をしたら「光る箏

視覚効果としての「配置」

前の記事「雰囲気を変えたい」ときの+α」で、照明を使った視覚効果について書きました。一曲ずつの印象を変える、パッケージとしての考え方。 でも「そこまでお金かけれないし、裏方スタッフも足りてない」ってなるときは。 基本の配置を変更して、「見た目」を変える、バリエーションを生むこともできます。 (これ、見た目だけでなく、音の位置が変わるので、実は+αとして意外と効果があるんです。それと、立体的に音を配置する感覚があると、大人数の時も音が埋もれにくくなったり、楽ができる。ことも

メロディの作り方。「楽器で歌え」とは?

楽器演奏時に、「もっと ” 歌 え ”」とよく言われたのですが。「楽器で歌え」と言われてもね? と困りました。(私は歌は得意ではない音痴人間 フレーズを歌う必勝法まとめました(2023.10.27 改稿) ① 歌う準備 ~インプット作業「読譜」と アウトプット前提の必要事項~ここは机の上でできる作業。 楽譜を読む、曲を聴く。そして、フレーズを分解する。最小単位に区切って → 組み合わせとしての塊を作る。 楽譜を読解する。とはインプット作業 = メロディに含まれるパーツを

成長曲線 と 二年次の停滞の話

タイプ別 成長曲線二年目以降、個人差がありますが、頑張ってるけど伸び悩む、という期間が多かれ少なかれあると思います。 目次 ・タイプを把握しよう ・成長曲線は、階段状 ・タイプ別の傾向 ・停滞期の突破 ・動作の理解のタイプ ・相手の視界 タイプを把握しようタイプによって成長期が違うことをまず理解しておきましょう。 おおざっぱに分けると2タイプあって、もちろん中庸も存在するけど、わかってると少し気持ち楽かなと。 Aタイプ身体能力がわりと優れている人。 最初から音を出しやす