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「スイスファミリーロビンソン」感想

1960年の映画

監督:ケン・アナキン

時間:2時間6分


東京ディズニーランドにあるアトラクション「スイスファミリー・ツリーハウス」のテーマとなった作品



あらすじとしては、ロビンソン一家が乗った船が難破・座礁して、無人島にたどり着き、様々な動物や捕虜との出会い、海賊との戦いなど、家族が島で送った生活を描く物語。



全体として一貫したメッセージ性があるわけではなく、ホームビデオを見ているような感覚で2時間を楽しんだ。


ツリーハウスを作る過程やそこでの暮らし、兄弟での恋のバトル(笑)、様々な仕掛けを使った海賊との戦いなど、ちょっとした人間ドラマや大掛かりな仕掛けなどを楽しむことができた。


また、細部には親として子育ての在り方を考え、ジャングルでの暮らしが良いか街での暮らしが良いか考えたり、2人の息子を信じて旅をさせてみたりと正解のない問いに向かっていく父と母が部分的に描かれていた。


タイトルにもある通り、家族についてよく描かれていたものだと思う。




映像についても、このころにCGがあるとは考えにくいので動物や船がすべて作られたものだと考えると驚きを隠せない。流石ディズニー。のちにスイスファミリーツリー・ハウスをアトラクションとして再現し、オープンさせたりアニマルキングダムをオープンさせることはある作りこみの凄さ、本気度である。



だが、ホームビデオ感漂うこの作品、2時間という時間は長すぎる感は否めない。


この内容と時間を考えると、がっちり見るのではなく、軽い雰囲気で観賞すると楽しむことができる作品だと私は思う。

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