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PMDD・生理4.5日目でもまだ絶不調、いい加減にしてくれ

5/25(土) 生理4日目
一日中出血は止まらなかった。

何にもやる気がしなくて、布団に守られながら
『クワイエットルームにようこそ』を観た。
邦画は字幕を見る必要がないからあんまり集中できるコンディションじゃない時にちょうどいい。

『17歳のカルテ』の日本版という感じ。
コメディ要素たくさんで観やすかった。
一見落ち着いて見えるノリコが最後に「事故」を起こしてしまうところが印象的。


真魚八重子さんの『映画系女子がゆく!』で紹介されている映画と相性が良かったのでメルカリで彼女の本を2冊買った。
なぜかメルカリだとすぐポチッと買ってしまう。
本当は本屋さんで新品で買いたいけれど傷病手当で生きている私には贅沢すぎる、作者様、ごめんなさい。
『17歳のカルテ』『クワイエットルームにようこそ』『反撥』は彼女の本で紹介されていたので出会えた。ありがとうございます。

〇〇系女子とか、男と女で2つに分類すること自体が古いな〜と思ったけれど2014年の本だから仕方ない。
ここ10年でずいぶん世の中は変わった。




午後から頭が割れそうに痛い。
彼の風邪をもらってしまったのか、偏頭痛なのか、貧血なのかわからない。
頭痛ーるによると低気圧ではない。
とりあえずリボトリール、ロキソニン、五苓散を飲む、それでも緩和されない。

身体に熱が籠っていて気持ち悪かったので散歩に出たら、歩いている時は楽だった。

帰宅すると頭痛は元に戻り吐き気もあったので夜ご飯はパス、シャワーは浴びるけど髪を洗うのは無理。

寝るには時間が早すぎたので『下妻物語』を観た。

今まで観なかったことを後悔した名作。
興奮のままに1つ記事を書いた。
私も自分軸を持ちたい。


夜中に何度か起きるのはいつものことだけど、
起きるたびに頭ががんがんして不快。

元職場の上司と、知らない男性2人と私で会議室で話す夢を見た。
職場の夢を見ると寝覚めが悪い。


5/26(土) 生理5日目
朝一緊張のパンツチェック、今日は出血なし。
いいぞ。
このまま終われ。

疼痛は朝から大暴れ。
湿布を貼り忘れて寝ちゃったから、ギックリ腰もぶり返してきた。

頭痛は昨日と同じで結構辛い。
今日もリボトリール、ロキソニン、五苓散を飲む
午後から低気圧がくるので危険だ。
低気圧、仲良くなれない。
毎日全身どこもかしこも痛くて息するだけで疲れちゃう。

五苓散って何時間くらい効くんだろう?
一日何回飲んでいいんだろう?
漢方のことはよくわからない。

体調が万全でない時はとりあえず映画を観ることにしている。そうするとなんとなく自分を騙せるし、何もしてない罪悪感から逃げられる。

『映画系女子がゆく!』で紹介されていた『メランコリア』を観た。


コピーライターであるジャスティンは、心の病を抱えていた。その鬱症状が引かないうちに僚友マイケルとの披露宴を迎えた彼女は、母であるギャビーとともに奇矯な行動に出、祝宴の雰囲気をぶち壊したのみならず、上司のジャックや他ならぬ新郎マイケルとの関係決裂を招いてしまう。そんなジャスティンをなじる姉クレアだったが、夫のジョンや息子とともに、仕方なく彼女との生活を続ける。だが、ジャスティンの病状が穏やかになるにつれ、奇妙な周回軌道をとる惑星が地球に接近する。彼女は周りの狼狽を意に介さず、惑星の到来を朗らかに出迎えるのだった。

主人公は物語序盤で全てを失うし、うつ病だし、世界も終わる。元気がない時に観る映画として最高のセレクトだった。
絵画のオマージュが美しい。

実写版金カムで山田杏奈さんを好きになったので『ミスミソウ』を鑑賞。
アシリパ役はどうしても原作より年齢が上がってしまうし、コスプレ感の出やすい青い瞳にアイヌの衣装。実写化して「無理矢理感がすごい、違和感しかない」で酷評を受ける要素の塊だ。
それを完璧に彼女は自分のものにしていてとても惹かれた。なんて素晴らしい役者さんなんだろう、もっと彼女を観たいと思った。


『ミスミソウ』のストーリーは「いやいやいや、そうはならんやろ!」の連続で登場人物はほとんど全員が倫理観が崩壊している。主要なグロシーンも古い映画のCGや演技を見ているようでなんだか愛おしかった。
そんな中で山田杏奈さんの演技は輝いていた。
彼女の瞳での表現が美しい。
金カムでもミスミソウでも、セリフや説明がなくても心情の変化が伝わる。


どちらの映画もストーリーにほとんど感情が動かなくて、絵画的美しさや演技、演出ばかり観てしまった。
俯瞰して「これはいい作品だな」とか思ってる。
抗うつ薬をやめたら元のようにストーリーに没頭できるようになるかな。何も飲んでいない私だったらどんな風に感じた?私が変わったから映画の見方が変わったのか、薬の効果なのか。

友人が「薬を飲んでいる時は何を見ても泣けないし感情がなくなって怖かった、やめたら元に戻れた」と言っていた。
元の私ってどんな私?
薬、やめたい。
今回の生理がくる前はほとんどうつ状態にならなかった。ミレーナとの相性がいいのかもしれない。
次の診療で薬の量を減らせるか相談したい。
薬を飲むとこれで大丈夫と安心できる時もあるけど、こんなものを飲まないとまともな生活ができない自分の身体が情けなくて肉体を捨てたくなる時もある。
子宮がない性別に産まれたかった。
生理は女の肉体に起こる正常なことのはずなのにこんなに体調を揺さぶられるなんて納得できない。

村田沙耶香さんが描く小説の世界のように、技術が発達してもう誰も生理なんかに人生を破壊されないし、男性も人工子宮で子供を持てて、性行為をしなくて良くて、「性」に縛られない未来が欲しい。

生理5日目を終えてもまだ出血は少しある。
もういいよ、終わってよ。

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