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my note#01│今の私を、私に伝える

その時の自分を何かに残すことに。
残し方はいろんなかたちがあるけれど、
やっぱり私は書くことで残したいと思う。

なので、はじめに書くのは、
私が書きたいと思うわけを。

書くこととの出逢い

「ほんと、ひょうきんな子だったよね」
ここのところ、母に会うと何かを思い出すかのようによく言われる。
自分ではあまり自覚はないのだけれど、おさるのモノマネをして家族を笑わせることが好きだったのは薄っすら記憶にある。

そんなひょうきんさとは裏腹に、引っ込み思案で内向的、注目されることがとにかく嫌いな幼少期を過ごした。
小学校の学活の時間、多数決ではみんなが手を挙げるものに手を挙げたし、髪型を変えて注目されるのが嫌で、入学式にしたツインテールを6年間貫いた。そんな不思議なエピソードはまだたくさんある・・・

目立つことが嫌だった理由はわからない。
ただ目立つことがとにかく嫌いだった。

目立つことを避けようとしていたら、いつの間にか自分の意見や意志を外に出すことをしなくなっていた。目立つことと考えを述べることを幼い自分は分けて考えられなかったのだろう。

そんなとき、自分の想いや意志、思考を自分の外に出してみること、自分の考えという世界を持つことが素晴らしいことを教えてくれたのが「書く」ことだった。

きっかけは、毎日の日記の宿題。テーマは自由。最初は何を書いていいか分からないし、気恥ずかしさもあって、ただその日あったことを書くだけだった。そこから毎日毎日書いていたら、気づくと自分の思ったことや解釈、考えを織り交ぜて書けるようになっていた。自分の思いを書けば書くほど先生がはなまるをつけてくれることが嬉しくて、毎日日記と、書くことと、向き合う日々を過ごした。

自分がその時その瞬間に感じたことや思ったことを表現する楽しさを12歳の私は知った。

そんな私は、中学校、高校、大学と書き続け、作文コンクールと名のつくものには一通り応募し、いろんな賞をいただいた。そのおかげで、自分の考えを伝えることを自信をもってできるようになったのだと思う。
何も自信のない引っ込み思案の内向的だった私は、何歩か外の世界へ飛び出すことができた。 

だから今も伝えることにこだわって、
世の中のあらゆる価値を、世の中のそれを求める人たちへ伝える仕事を選んだ。

書くことを大切に

世の中に豊かさを伝えたくて今の仕事を選んだ。けれど、仕事に没頭していたら、気づけば自分が日々考えたことを書き綴ることを忘れてしまっていた。

なので、今の自分が感じたことを、
今の自分と未来の自分に伝えるために、
書くことをまたはじめようと思う。

そして、もしこれを読んでくださった方が何かを感じて何かを思ってくれたら嬉しい。

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