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NCT#01|DISCOGRAPHY(2016~2018)

最近また書きたい衝動に出逢うことが多くなり、やっぱり私は綴ること、したためることが好きなんだなと感じるので、少しずつ、書きたいと思ったことを書いていこうと思います。
その一つがNCT。NCTという世界観、彼らの音楽観や人生観…心に響いてぐっとくる、深い何かを得ることが多いので、書き留めようと思います。

まずは彼らの音楽の歴史から。
NCTの世界観は実はとても深くて、Teaser・MV・歌詞など考察し始めるとどこまでも深いので、考察は改めて過去のMVから順番に紐解いてみようかなと。(時間をかけて紐解くことになりそう…)
そして、ここではNCT 127・NCT DREAM・NCT Uを取り上げていきます。WayVについてはこれもまた別で書いていけたらと思います。
※ここにまとめてあるものはあくまで個人の主観によるものです。

※記事が重くなりすぎたため、2019年~2021年は別記事に分割しました。

NCT

「Neo Culture Technology」の略で、SMエンターテインメント所属のグループ。公開練習生SMルーキーズから選抜されたメンバーが集められており、歌唱力・ダンススキル・表現力だけでなく、楽曲コンセプトの消化力や作詞作曲などの音楽性も非常に優れ、23人全員が圧倒的なアーティスト。また、多国籍が故の多様性も魅力であり、それが故かメンバーのダイバーシティへの意識の高さからの学びも多い。

世界観としては、「開放性」と「拡張性」を主なポイントとし、メンバーの獲得が自由で、メンバー数の制限がない全く新しい概念のグループ。NCTというブランドの下、メンバーの多様な組み合わせと変身を持続的に披露するNCT U、NCT 127、NCT DREAM、WayVが存在する。
イ・スマン会長は、「自分自身も予想のつかないグループが誕生するだろう」と述べていたが、彼らの飛躍は目覚ましく、今後のさらなる飛躍はまさに予想がつかない。

ファンダム名は「NCTzen」で愛称は「シズニー」。「韓国に四季があるように、ファンはNCTにとって四季のように大切だ」という意味を持っている。
NCT 127
NCTの中でK-POPの本拠地であるソウルをベースに世界の舞台で活動するチームで、チーム名の127はソウルの経度を意味する。現在は9名で活動中。愛称は「イリチル」。
イリチルの楽曲は、KPOPという枠を超え、もはやイリチルというジャンルといってもいいだろう。
NCT DREAM
結成当初は10代で構成された青少年連合チームで、20歳になると卒業という制度が取られていたが現在は全員成人し、廃止。2018年12月にマークが卒業したが、2021年のカムバックから復帰。待望の7DREAM完全体で現在は活動中。フレッシュさとエネルギー溢れるパフォーマンスが彼ららしさ。
WayV
中国に拠点を置き、SMエンターテイメントが中国に持つLabel Vからデビュー。グループ名は、中国語で「神のごとき威力」を意味する。最大の魅力は、全員がセンターを張れるほどの圧倒的なビジュアルで歌唱力・ダンススキルともに7人ともにハイレベルなこと。
ファンダム名は「WayZenNi」。

2016

일곱 번째 감각 (The 7th Sense) | NCT U

2016.04.09
태용, 도영, 텐, 재현, 마크 
“일곱 번째 감각(The 7th Sense)” 

HipHopグルーヴを基本にしたFuture Baseジャンルの曲。重いベースサウンドに夢幻的なボーカルとラップが調和し、テヨン・マークの大人びた低音ラップとボーカルラインの伸びやかで世界観のある歌声が曲のストーリー性を引き立てる。歌詞には、音楽を通じて互いの夢を感じ、理解できる感覚を意味する“第七感”を通じ、大衆と深くコミュニケーションをしたいというNCTの希望と抱負が込められている。

WITHOUT YOU | NCT U

2016.04.10
태일, 도영, 재현
“WITHOUT YOU”

スタジアムダンス系のEDMロックジャンル曲。互いに団結し共に生きる幸せについて歌い、強烈なエレキギターサウンドとメンバーの個性ある音色、高音域の爽やかなボーカルが印象的。ロックバンドが目の前にいるかのような若々しい疾走感があり、共感し共に歩いていける人がいることへの希望にあふれた歌詞が心を湧かせてくれる。

NCT 127 The 1st Mini Album ‘NCT #127’ | NCT 127

2016.07.10
태일, 태용, 유타, 재현, 윈윈, 마크, 해찬
“소방차 (Fire Truck)”

NCT 127のデビュー曲。ヒップホップとトラップベースにムンバトンのリズム要素を混ぜたフュージョンジャンルの曲で、パワフルなベースとリズミカルなパーカッションソースが曲の雰囲気を陽気に感じさせる。テヨンとマークがラップメイキングに参加し、多彩なラップを見せる一方、ボーカルラインの伸びやかな歌声の聴かせどころもあり、ラップとボーカルにメリハリがありつつも調和が取れているところが魅力。歌詞には、暑さと忙しさに疲れた現代人のストレスを涼しく吹き飛ばすというNCT 127の抱負が込められている。

Taste The Feeling | NCT 127

2016.07.29
태일, 태용, 유타, 재현, 윈윈, 마크, 해찬
“Taste The Feeling”

コカ・コーラの2016年グローバルキャンペーンのメインテーマ曲「Taste The Feeling」の韓国語バージョン。メンバーの和音とリズミカルなギターサウンドが調和した明るくエキサイティングで疾走感のあふれる曲。

NCT DREAM The 1st Single ‘Chewing Gum’ | NCT DREAM

2016.08.27
마크, 런쥔, 제노, 해찬, 재민, 천러, 지성
“Chewing Gum”

NCT DREAMのデビュー曲。明るくエキサイティングさの溢れたTeen Popダンスナンバー。ふわふわした愛の感情を「チューインガム」で表現したパチパチ弾ける歌詞と、メンバーたちの純粋でかわいいイメージがぴったり合った愛らしい曲。MVは彼らの華麗なホバーボートさばきがみれるので必見。

2017

NCT 127 The 2nd Mini Album ‘NCT #127 LIMITLESS’ | NCT 127

2017.01.09
태일, 쟈니, 태용, 유타, 도영, 재현, 윈윈, 마크, 해찬
“無限的我 (무한적아; LIMITLESS)”

ジャニ・ドヨンを加え、9人体制に。テヨン・マークが6曲中4曲の制作に参加しており、9人体制になったことでさらに多彩な魅力と実力をより一層完成度高く魅せる1枚。タイトル曲“無限的我 (무한적아; LIMITLESS)”は「無限の私」という意味を持つ、中毒性の強いUrban R&Bジャンルの曲で、ユニークなラップとボーカルが印象的。NCTの核心キーワードである「無限開放性、無限拡張性」を基にNCTの未来と抱負を込めた歌詞も注目ポイント。

NCT DREAM The 1st Single ‘The First’ | NCT DREAM

2017.02.09
마크, 런쥔, 제노, 해찬, (재민), 천러, 지성
“마지막 첫사랑 (My First and Last)”

メロディーが印象的なポップ曲で、「初恋を最後の愛にするよ」という10代少年のたくましい愛の告白が込められている。マークがラップ作詞に参加し、ポップなメロディーの中にテンポの良いメリハリのあるラップで味わいを深めている。

Trigger The Fever - The Official Song Of The FIFA U-20 World Cup Korea Republic 2017 | NCT DREAM

2017.03.15
마크, 런쥔, 제노, 해찬, (재민), 천러, 지성
“Trigger The Fever”

「FIFA U-20ワールドカップKOREA 2017」大会オフィシャルソング。「夢に向かって走ってきた昨日の努力を超え、夢を叶える今日に向けて私たちの情熱を覚醒させよう」というワールドカップのメッセージが盛り込まれている。エネルギーあふれる伸びやかな歌声とエレクトロギター演奏が調和し、軽快で明るい曲。

NCT 127 The 3rd Mini Album ‘NCT #127 CHERRY BOMB’ | NCT 127

2017.06.14
태일, 쟈니, 태용, 유타, 도영, 재현, 윈윈, 마크, 해찬
“Cherry Bomb”

様々なジャンルの7トラックで構成されたアルバム。テヨン・マークが5曲の作詞に参加し、Dem Jointz、Deez、The Stereotypesなど国内外の有名作曲家たちも名を連ねる完成度の高いアルバム。タイトル曲の“Cherry Bomb” はHiphop&Urbanジャンルの曲で、個性あるラップとボーカル、パワフルなパフォーマンスが際立つ多彩な構成がクセになるタイトル。セクシーながらもスタイリッシュな雰囲気はもちろん、強烈でラフな感じまで同時に表現しているところに魅了される。リズムに合わせて限界まで足を開脚していくダンスパフォーマンスがポイント。

NCT DREAM The 1st Mini Album ‘We Young’ | NCT DREAM

2017.08.17
마크, 런쥔, 제노, 해찬, (재민), 천러, 지성
“We Young”

清涼感あふれるタイトル曲“We Young”をはじめ、多ジャンルの6トラックで構成。マークが収録曲4曲の作詞に参加。“We Young”は、澄んだ清涼なギターとブラスサウンドが印象的なアップテンポトロピカルハウスジャンルの曲で、夏の熱い情熱と涼しい雰囲気を感じる曲になっている。ヒットメーカーのkenzieと最高クラスのイギリス作曲家チームLDN Noiseが参加し、完成度は圧倒的に高い。純粋で初々しい愛の感情を告白する歌詞からはNCT DREAMならではの清涼なエネルギーを堪能することができ、様々な魅力を感じられる。

JOY - SM STATION | NCT DREAM

2017.12.15
마크, 런쥔, 제노, 해찬, (재민), 천러, 지성
“JOY”

SM STATIONシーズン2の37曲目として発表。明るく軽快なキャロルで、有名な「Jingle Bells」と「Joy to the World」をミックスサンプリングして新たに誕生したアップテンポポップジャンルの曲。マークが作詞に参加し、NCT DREAMらしい明るい雰囲気を生み出している。

2018

텐데... (Timeless) - SM STATION | NCT U

2018.01.12
태일, 도영, 재현
“텐데... (Timeless)”

デビュー前のSMROOKIES時代に「SMROOKIES SHOW」で披露したこともある“텐데... (Timeless)”をSM STATIONで新たに編曲し、公開。歌詞には別れの後の再会を夢見る悲しい愛の物語が込められており、3人のしっとりとした優しい歌声により強い叙情性を感じられる。切なさがそのまま心に響く曲。

NCT <NCT 2018 EMPATHY> | NCT

2018.03.14
태일, 쟈니, 태용, 유타, 쿤, 도영, 텐, 재현, 윈윈, 정우, 루카스, 마크, 런쥔, 제노, 해찬, 재민, 천러, 지성(18)
“TOUCH(NCT 127)” “BOSS(NCT U)” “GO(NCT DREAM)” “Black on Black(ALL)”

ジョンウを迎え、18人でのNCT 2018のプロジェクト。多彩なジャンルで構成され、魅力豊かな1枚。LDN Noise、The Stereotypes、MZMC、ユ・ヨンジン、シンヒョク、DEEZ、ライアン・ジョンなど国内外のヒートメーカーをはじめテヨン・マークも作詞に参加し多彩で聞き応えのある14曲になっている。NCT 127が歌う“TOUCH”は明るく華やかな春の雰囲気のUrban R&B曲で、個性あるボーカルと中毒的なフューチャー・シンセ・サウンドの調和が際立った、好きな人へのときめきが止められない気持ちが溢れ出る内容の曲。
NCTといえば曲のコンセプトに合わせてメンバーを組み合わせてユニットを組むNCT Uが醍醐味でもあるが、ここではより多彩なNCT Uの魅力に出会える。7人の圧倒的なカリスマを感じることができる“BOSS”、テヨンXテンのセクシーな魅力とミニマルなサウンド構成が印象的なシンセポップ曲“Baby Don't Stop”、「yesterday」と「today」を組み合わせ「昨日になる今日」という意味が込められた“YESTODAY”などNCTの多様性・多彩性に虜になる。NCT DREAMらしい10代の覇気と自由奔放さが引き立つトラップヒップホップジャンルの“GO”は若々しさの中に力強さや強い意志を感じる楽曲。メンバー18人でのNCT 2018「Black on Black」はMVのパフォーマンスと合わせてのめり込んでほしい圧倒的な完全度。

JAPAN DEBUT MINI ALBUM「Chain」| NCT 127 

2018.05.23(Japan Debut)
태일, 쟈니, 태용, 유타, 도영, 재현, 윈윈, 마크, 해찬
“Chain”

日本デビュー作で日本オリジナル。韓国 (ソウル) から日本 (東京) へと繋がり連鎖「Chain」するというメッセージが込められたコンセプチュアルなアルバム。韓国語版も出ているが日本オリジナルの楽曲で、聴くとわかるがNCT 127のここがすごいというポイントは、完全日本オリジナルの楽曲なのにイリチルらしさが存分に保たれているところ。通常、韓国の曲と日本の曲では曲調が変わるグループが多いが、イリチルはイリチルの音楽観のままあまり変化が見られない。イリチルはどこにいてもイリチルだということを示したアルバムだと感じている。

NCT DREAM 2nd Mini Album ‘We Go Up’ | NCT DREAM

2018.09.03
마크, 런쥔, 제노, 해찬, 재민, 천러, 지성
“We Go Up”

タイトル曲“We Go Up”をはじめとする6トラックで構成。The Stereotypes、August rigo、MZMC、Bazzi、Rice n' Peas、Cazzi Opeia、Erik Lidbom、Moonshine、Kenzie、DEEZ、ソ・ジウムなどのヒートメーカーはもちろん、マーク・ジェノ・ジェミン・チソンも作詞に参加。“We Go Up”はオールドスクール感性を盛り込んだ曲で、成長し続けるNCT DREAMの新しいステージへの情熱が表現されている。“Dear DREAM”は本活動を最後にNCT DREAMを卒業するマークのための卒業ソングで、マーク・ジェノ・ジェミン・チソンが作詞に参加し、お互いに向けた心の中の想いを手紙にした歌詞と穏やかな旋律が交わって率直な魅力を感じることができる。

NCT 127 The 1st Album ‘NCT #127 Regular-Irregular’ | NCT 127

2018.10.12
태일, 쟈니, 태용, 유타, 도영, 재현, 윈윈, 정우, 마크, 해찬
“Regular”

ジョンウがイリチルに合流し、10人体制になる。“「夢」を通じて互いに共感し「音楽」で一つになる”というNCTの世界観を反映した11トラックで構成。6曲目の“Interlude: Regular to Irregular”を起点に前半部は現実世界を、後半部は夢の世界を表現。夢幻的かつ有機的な質感と豊かなストーリーテリングでの高い完成度を誇る。The Stereotypes、LDN Noise、MZMC、Andreas Oberg、Mike Daley、Mitchell Owens、Vedo、Hitchhiker、DEEZ、ファンヒョン、JQ、Coogieなどが名を連ね、テヨン・マークももちろん参加。“Regular”は個性豊かなボーカルとラップが際立つLatin Trapジャンルの曲で、誰もが一度は想像するお金持ちになる夢について軽く軽快に表現。

NCT 127 the 1st Album Repackage ‘NCT #127 Regulate’ | NCT 127

2018.11.23
태일, 쟈니, 태용, 유타, 도영, 재현, 윈윈, 정우, 마크, 해찬
“Simon Says”

1st Albumに収録された11曲に3曲が追加されたリパッケージ。アルバム名「Regulate」は「統制」された社会を批判し、規制から抜け出すために自我回復を通じた「調整」が必要だという大きな意味が込めている。タイトル曲“Simon Says”は濃厚なベースリーフと鋭いシンセサウンドが調和した曲で、強烈なカリスマと魅力を堪能できる。「Simon Saysゲーム」のように、他人の期待と社会的通念に自身を合わせていく現代人に、失ったアイデンティティを回復し、真の自我を探しに行こうというメッセージが込められている。“Welcome To My Playground”は有名プロデューサー兼シンガーソングライターRa.DとBrotherSu、人気作詞家ソ・ジウムなどがコラボレーションした軽快なエレクトロポップ曲。テヨンとマークがラップメイキングに参加し、舞台でファンと遊びたいメンバーたちの希望を歌詞に込めている。本作からウィンウィンがイリチルの活動を休止し、現在はWayVに専念(明確な休止・脱退への公式からの言及はない)。

사랑한단 뜻이야 (Candle Light) - SM STATION | NCT DREAM

2018.12.27
마크, 런쥔, 제노, 해찬, 재민, 천러, 지성
“사랑한단 뜻이야 (Candle Light)”

SM STATION 2018年の最後を飾る曲。明るい雰囲気のウィンターソングで、7人のハーモニーとアコースティックギターサウンドが調和した暖かさのある曲。マークが作詞に参加した歌詞には、家族、友人、恋人に伝える感謝と愛のメッセージが盛り込まれている。


■iScreaM
'iScreaM'はSMエンターテインメント傘下のEDMレーベルScreaM Recordsが進行するリミックス音源公開プロジェクトで、SMアーティストが発表したタイトル曲をリミックスバージョンで公開している。

iScreaM Vol.1 : ‘영웅 (英雄; Kick It)’ Remixes | NCT 127 | 2020.05.08
iScreaM Vol.2 : Ridin' Remixes | NCT DREAM | 2020.06.19
iScreaM Vol.6 : ‘Make A Wish ’ / ‘90’s Love’ Remix | NCT | 2020.12.17
iScreaM Vol.9 : ‘맛 (Hot Sauce)’ Remixes | NCT DREAM | 2021.06.10
■ SM STATION
SMエンターテインメントのデジタル音源チャンネル。2016年2月を皮切りに毎週金曜日に新しい音源を公開。2016年1月27日にイ・スマン会長が行ったプレゼンテーションで“New Culture Technology”の一環として発表されたプロジェクト。様々なアーティスト、プロデューサー、作曲家たちとのコラボレーション、ブランド対ブランドとしてのコラボレーションを通じて多彩な音楽を披露することを目標としている。

※サムネイル画像:公式より

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