株式をアウトプット

◎株式会社って何?

 株式会社のルーツは、胡椒から始まりました。

 オランダ東インド会社

 世界史を学んでいた方なら聞いたことがあると思います。このオランダ日東インド会社は軍隊を操る大きな組織です。ですが、この会社を運営していくうえで、海を渡る際に海賊に襲われたり、嵐に遭遇したりします。リスクもお金もかかるわけです。

 なので、東インド会社は考えました。リスクを分散したい。そうか、仲間を募ろう。

 そこで、東インド会社は会社での儲けを分かち合う代わりに、リスクも分かち合いましょうという名目で募集をかけて、会社がお金をもらう代わりにその協力者からそのお金の割合に応じて預かり券を渡しました。これが株の始まりです。

 株式会社は資本金をもとに作られます。資本金100万円で株を100本作った場合、1本1万円になります。

 株は中小企業の場合、株価を設定できます。ですが、中小企業の場合、言い値になってしまうので、内容がわからないまま買ってしまう詐欺にあってしまうことがあります。

 そこで、Due Diligence (デューデリ)という企業価値の査定や法律に関する資産についての調査が行われます。ですが、これは投資家や会社にとって、費用がかかるし、手間がかかります。投資家はもっと安全に投資したい、企業は多くの投資家に投資してほしい。

 これを解決するために、一定の基準を設けて、それにクリアした企業だけを登録した会員制クラブのようなグループを作りました。これが、日本取引間グループ(東証1部、東証2部、東証マザーズ、ジャスダック)です。

 この日本取引間グループは会社が上場することで、経営状態を株主に公表すること(IPO Initial Public Offering)を設けています。そして、この多くの会社の情報を集め、取引する場所をマーケット(市場)と呼びます。

 上場のメリットとして、社会の信頼が上がる、資金集めが楽、健全な経営体制の実現、社員のやる気が上がる、経営者の利益が上がる、などがあります。デメリットは、株主総会がある、会社が上場を継続させる費用がかかる、長期的な視野がないといけない、幅広い株主の実現、買収リスクがあります。

 株主総会は上場企業の中で、一番のイベントです。株主の利益分配、役員選出があるからです。株主会社は株主のものですので、ものすごく大切になるのです。

 投資家はもし、投資をしていた会社が倒産した場合、投資した分のお金の返金はありませんが、倒産自体の責任を負うことはありません。悪く言えば、しらんぷりができるのです。

 株によって利益が入ってくる方法として、株主配当、株主優待、キャピタルゲインがあります。

 株主配当は、株の保有株数に応じた配当額をもらえるものです。

 株主配当は、株主が株を売らないように(株を売ってしまうと株価が下がるため)する施策です。その会社の経営する飲食店でしたら、優待券などをもらえたりします。

 キャピタルゲインは、株価の売買で利益を得るものです。株は絶対的に上下するので、そのタイミングを狙って売ったり買ったりすることです。ここで大切になるのは上げ下げにかかわらず、その株価に対してその会社が見合っているのかを冷静に考える必要があります。

 

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