忘年会スルーされた理由
「忘年会スルー」が流行った昨年末、ぼくは、ほとんどの忘年会に出席した。
以前は忘年会にほとんど出なかった。自分には軽い持病があって、インフルエンザや風邪など、普通の人よりかかりやすい。年末は春に出す本の〆切もあるし、高熱なんか出したら、えらいことになる。
いろんな健康法を試し、免疫力がかなり回復したのと、10年間続いたシリーズが終了し、ああ、今年の年末はいるかちゃん(主人公の名前)を書かなくていいという安心感と、一抹の寂しさから、連ちゃんで、忘年会に参加してみた。
結果、おもしろかった。
今さらながら、忘年会は主催者のお人柄がしっかりと反映されることにも気づかされた。
おだやかな方が主催されると、おだやかな会になるし、やんちゃな方が主催されるとやんちゃな会になる。
同時に、若い会社員が忘年会スルーする理由もよく分かった。
フリーランスや作家にとって、忘年会はめったに会えない人たちに会える場所。だから、面白い。
会社員にとっては、毎日顔を合わせる相手とまた会わないといけない。うんざりするだろう。
フリーランスにとって忘年会は出会いの場でもあり、初めてあった人から、新鮮な話がきける。
会社員はいつもの相手から、またいつもの話を聞かないといけない。
そりゃ、スルーするよ。
人は面白くなければスルーするし、面白ければ時間作って参加してくれるのさ。
ぼくも子供の読者にスルーされない本を作らねば!!!!
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