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2分で読める子育てエッセイ【子供達が学校に行っているマニマニ】№94『ナチュラルな催促に成功した』

お正月、車で1時間のダンナの実家に帰省した。
集まった義母、義弟、そしてわが家の家族でひとしきりおしゃべりが済んだ後、今度はダンナの県外の義弟に電話することに。
順番でワタクシのところにも電話が回ってきた。

義弟はダンナと真逆でシラフの時はあまり喋らない。

話題は何がいいかな。

そんなときには、最後に会った時のことを思い出すに限る。

そういえば夏の帰省の時、お土産だといってもらった、あれ。そのお礼と感想を言っておこう!

「前にもらった、いろいろスパイスが入っている塩コショウ、振りかけるだけで料理の腕がグイっと上がったみたいだったよ。いつも、おいしいお菓子とか、おしゃれなお土産ありがとうね~。やっぱり大都会のお土産はもらって心がウキウキするね~」

ワタクシとしては精いっぱいの誉め言葉のつもりだった。

ところが、スマホの音がワタクシのスピードと2テンポほど違う。
すなわち妙~な無言の時が流れる。

あれ? なんか変なこと言っちゃった?
さらにふと頭をよぎったのは、こんなこと。思わずこう言ってしまった。

「あ! これって、次に帰省するときのお土産の催促とかではないよ! もらったら嬉しいけど、いつ帰る?」

こんどは完全に口が滑った。
ダンナの弟はワタクシと同い年、話しやすいのでついつい出てしまった本音。

すると義弟、笑いながらこう言った。
「喜んでもらえてよかった~。また何か面白いものをみつけたら、土産に買っていくからね~」

それを聞いてワタクシ、ハッとした。

何か面白いもの? それが基準なの? 

なんかよく聞くセリフだな・・・
あ! うちのダンナと一緒じゃーん。

ダンナと義弟、兄弟って似てないようで、やっぱり似ているもんだね。
面白ーい。

そしてワタクシ、ちゃっかり、ナチュラルなお土産の催促に成功した。




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