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2兆円の買収をするセブンから見るアメリカでの戦略とは?

NewsPicksで気になったニュースのサマリと、個人的な意見を書きます。
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サマリ

8月3日に、セブン&ホールディングスが、米石油精製会社Marathon petroleumがアメリカで展開するコンビニエンス事業、Speedwayを買収することが発表された。

買収金額は約2兆と、同社の買収金額で過去最高だと言われている。

Speedwayは、36州で3900店展開している、第3位の店舗数を保有する。

セブンと合わせると、アメリカでトップの約1万3000店舗となる。2位で約6000店舗なので、数としては飛び抜ける形になる。

国内のコンビニ市場が、人口減少、人手不足による賃金上昇、そしてコンビニ店舗拡大による競争激化などにより、成長が見込みにくいので、海外を強化していく。

国内で鍛えたPBをはじめとする高い商品力や、店舗運営のノウハウを、アメリカのローカルに最適化させながら注入することで、利益率の高い店舗を海外に広げることができる可能性がある。

Speedwayと、セブンは展開している都市にほとんど被りがなく、一つになることで、50の大都市の、47都市を押さえることができるようになる。

ポイント

・2兆円でアメリカ3位のコンビニを買収する
・47の人口の多い都市を押さえることができる

所感

今回買収するSpeedwayは、元はガソリンスタンド事業に紐付いた形でコンビニも展開していた。

ガソリンスタンドの横にあるということは、コンビニを利用する目的も都市部のコンビニとは異なる。

買収したコンビニにおいても、それぞれの土地にあった商品のラインナップや、打ち出しが必要になってくるのではないかと思う。


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