服と人間の関係
ファッションが好きになったのは私が16歳のころ
服を着るのは人の目を気にし始めたころから
友達と服を買って、服を通じてコミュニケーションをとった。
コーディネートをうまくして、好きな子におしゃれだと思われたかった。
服は自分の仮面でもあり、自分を理想に近づけてくれるものでもあった。
高い服を買った 自分を着飾った。喜びともう一つ、違和感を覚えた。
サンローランのジーンズ、ディオールのジャケット。トムブラウンのサングラスに、スタッズのバッグ。
ロックンロール全開な服とは裏腹に、あまりに内面は幼く、気の小さいガキだった自分。
違和感は内面との乖離によるものだった。
それから私はハイブランドの服を着なくなった。
あまりにも自分が情けなく見えるから。
あまりにも自分の小ささに気づくから。
ファッションは「外見」と思っていたころから次第に「内面」であると思い始めた。
服と人間の関係は長く、深く、底が見えない。
恋愛は人を育てるという
深く人に興味を抱き、気持ちを寄せる行為は嫌でも人の本性を見ることになる。
自分の輪郭を教えてくれると共に
今までに感じたことのないほどの感情に溺れる。
怒り、悲しみ、喜び
自分を知ることになる
恋愛とファッションは過程は違えど、自分の輪郭を知るという点では似ているなと思う。
服は様々な面がある
・衣食住として、生存を賄う面
・制服として、身分を示す面
・娯楽として、自分を表現する面
・機能として、身体を拡張する面
・思想として、自らを奮い立てる面
などなど、、
「ファッション」と呼ぶ際は主に自分を表現する面で使う服のことだろうし
実際自身を表す服として楽しんでいる。
ファッションは意思表明ともいえる。
服装で大体内面が分かるのはそういったことを感じるからかな
たかが服、されど服
服は人を魅了し続けるのかな?
私は服が大好きで、新しい服を作りたい。
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