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プラスαのインターネット活用術6

Medical Tribune 2000年3月9日 18ページ ©︎鈴木吉彦 医学博士

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“ネット留学“海外留学の意義を変える

インターネット大国の米国では、大学にネット講座が解説され、学位を取得できるようになっています。学位が目的でない講座から、修士、博士などの学位を取得できる講座まで様々なコースがあるようです。最近では校舎を持たないネット上だけの大学も計画されています。

なお、医学分野ではジョンズホプキンス大学には公衆衛生学、ヂュケイン大学には看護学で、修士を取得できるプログラムがあります。今後、臨床分野においても、同様のプログラムが広がると思われます。こうした現象はインターネットの双方向性機能を生かしたもので、チャットや討論機能を使えば、授業を受ける形式を模倣できるために実現したものです。例えば、講義で教授から情報を提供してもらうだけでなく、学生が教授に質問したり、学生同士がチャットで討論したり、という形式ができるようになっています。今は文字情報だけですが、インターネット回線が高速になれば、音声や動画を通じた仕組みをつくるのは、それほど難しいことではなくなります。

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