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HSK6級 中国語って簡単?

皆さんこんにちは。
にっしーです。

今から記載する内容はあくまで個人意見です。また、私の経験を通して思ったこと感じたことをありのままに伝えています。

1.中国語学習はいつから?学習時間は?理由は?

恥ずかしながら私が中国語学習をしたのは大学一年生からなので2015年だったはずです。
第二言語で中国語を選択しました。

理由
当時中華料理店の厨房でアルバイトをしていました。厨房には中国人5.6人日本人2人という環境の中で、中国語がファーファー耳に入ってきて
(最初は中川家のお笑いモノマネみたいな感じ)なんとなく中国語って面白いなー思ったからです。
ある日下ネタや悪口(我想跟你zuoai…你他妈的脚真臭など)を教わり、それをウェイターの中国人の女性に言うとぶん殴られていました。
今思い返すと、とても最低なことをしていました… しかし当時の私は自分が言ったことで笑ってくれたり、物凄い反応をしてくれることに喜びを感じました笑

学習時間
第二言語の授業は週に3回 1コマ90分だったかな?
中国人教授から教わるのが週2
日本人から教わるのが週1
それが一年生から三年生までだったかな?

週に5時間未満ですね。課題以外は全く勉強しておりませんでした。

2.ボーッと生活していたある日急に中国語学習にスイッチが…

大学一年生から二年生の終わりまで、目標も持たず、アルバイトでお金を稼ぐことしか頭にありませんでした。

あっという間に大学三年生になり、社会保障法と労働法についてのゼミナールに所属することになったある日(もともと公務員志望、諦めかけの時です)
ゼミナールの先生と就職活動に向けてしっかりとした目標を設定するお話をする機会がありました。
私は公務員志望だが、悩んでいると打ち明けたところ、
「今のところ成績が良いのは中国語だし、語学学習は視野を広げる大きなきっかけになると思う、中国は今も経済的に伸びている国でもあるので、にっしー君ChinaいっChina」
なんて東大首席で卒業された綺麗な先生に言われたら僕もノリノリで大学のプログラムで夏休みを利用した3週間の語学研修に行くことに決めたのです。

そして、夏休みの語学研修までに中国語検定3級を取得してから行くという目標を立て、大学3年生から授業以外にも中国語学習をするようになりました。(週で授業合わせて10時間以上はやった気がする。それでもまあ少ない…)

当時の私は中国語の成績が良かったにも関わらず、簡単なことを話すことも読むことも出来ませんでした。
なぜなら、テスト前に覚えてテスト終わったら全部忘れちゃっていたからです…
なんだかんだで基礎中国語に毛が生えたレベルの私は中国語検定3級取得に力を入れて勉強するわけです。
*使っていた教材はこれの3級版です。

大学1年~大学2年まである程度基礎とか勉強したし、中国語検定3級なんて余裕だろと思っていたにも関わらず、私は中国語検定3級を2度も不合格になってしまったのです。
1回目は筆記65傾聴50 で傾聴が10点足らず
2回目は筆記90傾聴60で傾聴5点足らず

結局、不合格のまま北京に語学研修に行くことになってしまったのです。

3.北京の3週間の語学研修で

この北京の語学研修が私の人生を変えたと言っても過言ではありません。

当時の私はこの3週間で中国語ペラペラになってやろうなんてこと考えていました。

ですがこんな甘い考えはすぐに無理だと気づかされます…

クラス決めはテストと面接で決まります。
テストのレベルはHSK4~5級 中国語検定2~3級
面接は中国人の先生と1対1 (渡された紙を読む発音チェックと簡単な自己紹介)
結果、4つある中の1番上のクラスになりました。(理由は発音が良かったから中国語が上手と勘違いされた。)

当時の私はクラスが1番上になり、やってやると思っていたのですが…

最初の授業から全く何も聞き取れない…
質問されるのが怖くて顔を上げられない

周りの外国人中国語ペラペラ

もともと、3級を2度も不合格になった私は中国語学習にセンスなどないと感じていたにも関わらず、周りとのレベルの差を肌で感じることによって、この上ない絶望と焦りを感じました。
どうやったらあんなにペラペラになれるのか、どうやったら聞き取れるのか
訳が分かりませんでした。

そして、クラスを変えようか同じクラスの日中ハーフの女の子に相談したら「最初は分からないのが当たり前だし、にっしー発音が上手だから、レベルの高い授業受けた方がいい、高先生を見れる機会も減っちゃうよ」と励まされ、とりあえず頑張ることに決めました。

高先生とはめちゃくちゃ可愛い研究生の先生
男っていう生き物は本当に単純だ…

そんなこんなで聞き取れないけど先生に頑張って話しかけまくり頑張った3週間を通して

一年後、交換派遣生としてまたこの大学に戻ってくることを決めました。

4.交換派遣生として留学へ

北京の語学研修から帰国後
大学の交換派遣生になり、高先生のいるあの大学で勉強したい!
もっと仲良くなりたい!
そんな変態的な考えを持ちつつ、より一層中国語学習に力を入れるようになりました。

帰国後の9月か10月に受けた3級に3度目にして遂に合格 筆記95傾聴80 だったかな?

私の大学では中国語学習をして留学に行きたいなんて人はごく僅かだったので競争率がかなり低かった。応募人数14人くらい9人交換派遣生になれる。(学費免除、返還不要の奨学金合計70万くらいもらえる、寮の費用も免除)

そんなこんなで交換派遣生に合格
4年生の夏休みから約1年間中国へまた行けることになりました!!!

しかし、残念なことに高先生のあの大学ではなく、遼寧省の大連のある大学になってしまいました…

受かったにも関わらず心はどこか遠い場所へ…

しかし、中国に1年間ほぼ無料で行けるなんてこと普通できませんよね。
この経験を活かして中国語使う企業なんかに入れたらなって思い、より一層頑張ることを決意!!

出発前にはギリギリHSK5級に合格(198点くらい)

5.約1年間の留学生活スタート

HSK5級も取得したし、リスニングも前よりできるようになったし、こっから中国語のレベルを簡単に伸ばせるんだろうな
なんて思っていたら大間違い

2018年8月人生初 1人で飛行機に乗り 大連へ

迎えにきてくれた方は日本語が全く話せない寮のおばちゃん

カタコトの中国語で一生懸命会話をしたのを今でも覚えています。
話した内容は本当に基礎の授業でやるようなどこに住んでいるのか、学部は何学部で、家族は何人、なんで中国語勉強したいのか、大連はどんなところなのか、大学はどんなところなのか

これくらいなら聞き取れないこともありますが、カタコトでなんなく会話はできました。

クラスは中級レベル

理由は、前回の語学研修で、レベルの高い環境での学習は中国学習の成長にあまり繋がらないと感じたからです。

基礎はとても大切 ステップアップが重要

確かにレベルの高い環境で勉強は挑戦的になり、良いと思うかもしれないのですが、基礎をしっかりと身につけてこそ聞き取れる単語などがたくさんあります。

例えばもともと英語が出来ないのに、洋画見てたらある日突然聞き取れるなんてことはまずありませんよね。

初級からしっかりと勉強しながら、中級へ、中級の勉強をしてから、上級へ

やはり段階を踏まずして、上へ上がることは出来ないとようやく気付かされたのです。
だからといって、語学研修での挑戦的な経験は、無駄ではありません。

向上力 周りとのレベルを痛感 可愛い先生の授業を受けられる

この経験こそが私を大連の留学へ導いたのです。

9月~1月が前期期間です。
この期間中は中国語をだけを使うことを意識して、日本人とはあまり関わらないようにしていました。
放課後はずっとカフェに行って勉強、たまに中国人の友達を誘って勉強。

こんな生活を二ヶ月ほど続けていたある日、体調を崩してしまいました。
きっと早く習得しようと焦りすぎていたのだと思います…
そんな時カンボジアの友達にもっと楽しく勉強した方がいいと言われ、もっと外に出て人と交流するようになりました。

ところが…留学をしていても中国人学生と関わる機会はあまり取れません。
なぜなら私は外国人と一緒に授業を受けるスタイルの留学だったからです。
中国人学生は毎日とても忙しく夜まで勉強し、放課後も図書館で勉強する学生がほとんどです。

そうなると私の関わる範囲は決まって外国人の友達。

もちろん中国語だけを使って交流するのですが

今だから言える話、中国語を学ぶなら確実に中国人と会話し続けることです。

もちろん日本では経験できないことをたくさん経験でき、様々な国の言葉や文化なども学べますし、世界中に友達ができます。

それから常に外国人と関わるようになり、後期期間には外国人の彼女ができます

中国へ来てヨーロッパの彼女ってどういうことやねん

しかも中国語でコミュニケーション取るって

そして後期は彼女とずっと行動を共にし、授業以外に勉強をする時間なんて全くなくなってしまいました。

6.留学生活終了

これを読んでくれた方々

お察しの通りです

僕の留学は

失敗してしまったのです…

人によって目標は様々です。
楽しい留学生活を送る良し
勉強一筋で勉強以外の思い出なんていらない!のも良し

しかし私の本来の目的はビジネスレベルの中国語を身につけることだったのです…

留学終了直前に受けたHSK6級はもちろんのこと

不合格

帰国後、同じ代の交換派遣留学をした友達はみんな6級を取得していました。

留学前にゼミナールの先生に頑張って6級取ってきますなんて約束したのに…合わせる顔がない…

しかし先生は「私も学生時代イタリアに1年間留学していたことがあったけど、1年間で話せるレベルなんてたかが知れてます。1年間の留学は日本と世界との違い、外から見た日本に必要な物などなどいろんなことを考えるきっかけになるようなものです。これからその経験を通して学習を続けていくことが大事です」
と優しく言われ、私はホッとしてしまいました…

そうだよなー留学なんてそんなもんだ、なんて…

7.その後

その後はもちろん就職活動が待っています。

中国からの帰国は7月中旬
就活はもうすでにスタートしているのです…

就職活動前にHSK6級取っとこうという考えに至り、勉強を開始するも、結局途中で就活に集中したいから放棄

結局もともと入ってみたかった中国語を使う仕事になんて就けませんでした。

就職後はダラダラと中国語を勉強しHSK6級にようやく合格。

点数はご覧の通り全然高くありません。

よくTwitterなどで中国語学習1年でHSK6級に合格しました、留学は行ったことがありませんなんて人がちらほらいますが、

私は中国語を学習して5年、しかも留学に一年も行ってこのレベルです。

よーするに伝えたいことは、出来る人間と出来ない人間の違いは目標に向かって着実にステップアップできるのか、悔しさをバネに変えることができるのか、思ったらすぐ行動に移すことができるのか
これが重要であると思います。

私のようにのんびりとした成長しかできない人が中にはいると思います。
人間変わりたいのに変われない。
自分に甘い。

それでも成長を止めずに頑張ればいつか変われる時が来ると思います。

そんな日を信じてまた中国語学習始めようかな…

長々とまとまらない文章を読んでくれた方々ありがとうございました。

なんでもいいのでコメントお待ちしております。

中国語学習頑張っている方、私と同じ道を歩まぬよう気をつけてください!

#留学
#失敗談
#向上心


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