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ベースのブリッジをチタン製に変えた話

おはようございます。


以前からパーツや電装周り、果ては塗装に至るまで持っているベースを改造したいという欲求を少しずつ叶えていっているのですが、ペグ・ピックアップ・ボディと記事を書いてきて、今回はブリッジについて書いていこうと思う。


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替えたのは、KTSというメーカーのチタン製ブリッジ。

ギタリストではトモ藤田さん、ベーシストでは今沢カゲロウさんが愛用しているチタン製パーツメーカーの老舗!(だと思う)特に今沢カゲロウさんは自身の6弦ベースのサドルに合う特注のブリッジサドルを作ってもらったとか。


このチタン製ブリッジ、俺も昔から愛用している。8年くらい前に評判を聞いて衝動買いして以来、レイクランドの4弦ジャズベースにはずっとこれが載っている。

体感としては、ミドルが引き締まってサスティンが結構伸びる。といった感じで、 最終的に皆に届く音色はそこまで大きな変化は無いものの、バンドで演奏した際に弾き心地は勿論のこと中音域の飽和感が抑えられて音作りを詰めやすくなったのが愛用している理由になっている。

ただ、このブリッジの難儀な点がひとつあって「一般的なプレシジョンベースやジャズベースの規格に合わせているので、ミュージックマン等その他のベースの規格に完璧に合わせていない」というもの。これに関してはメーカーに問い合わせも多かったらしく、公式サイトで「現状販売しているもの以外は生産しない」という旨のコメントがされている。

俺の持っているベースのひとつにミュージックマンのスティングレイがあるので、残念ながらスティングレイにこのブリッジは載せられないな。と、ジャズベに載せ替えた当時から諦めていた。

いたんだけど、少し前にプレベに載せ替える為に買ったチタンブリッジ(冒頭の写真がそう)を、ものの試しにスティングレイに替えてみたところ、ちょっとした発見があった。

結果としては、弦を通す穴とブリッジの溝がズレててピックアップの磁石の位置とも合わなくなって出音のバランスが悪くなっちゃったんだけど、ここで俺は考えた。


スパイラルサドルならいけるんじゃね?

このKTSというメーカー、丁寧にもブリッジのサドルを一般的な溝切り型ともうひとつ、ビンテージの楽器にも対応出来るようにスパイラル型のサドルも作っていた。

スパイラルサドルなら、溝切り型と違ってある程度弦間をフレキシブルに対応出来るし、前述した問題も解決出来るんじゃないか?と。

そうして程なくして購入。取り付け。


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思った以上にピッタリフィット!

まあ、事前に溝切り型のブリッジを試してて確認したから合わないワケがないんだけど、そもそも推奨されてないパーツの取り付けで言ってしまえば「魔改造」に近いものなので、失敗しても自己責任。ある意味ギャンブルだったので、こうして無事(?)に載せ替えることが出来てひと安心!

肝心のサウンドだけど、やっぱり良いんだよね。俺に合ってる!中音域の暴れ感が抑えられて、サスティンが長くなる。これによって弾き心地も大分変わって、アンプでもラインでもひとたび音を鳴らしたら時間を忘れて弾きふけてしまう心地良さ。

そしてしっかりとメンテナンスされたスティングレイ。そのサウンドの無敵感と相まって最高の一言!


こうして、持っている4弦ベースのブリッジは全てKTSのチタン製ブリッジになった。結構好き嫌い分かれる音でもあるから、万人に向けて声を大きく「オススメ!」とは言いづらいけど、このnoteなんて万人どころか俺を知る人すらもなかなか辿り着かないインターネット界の秘境なので、そんな配慮なんて必要なのかは甚だ疑問だけどね…

でも、なんかのきっかけでこの記事がブリッジ交換及び音作りの参考になったら嬉しいかな。そんな気持ち。

ちなみに、5弦ベースに載せ変えられるか試してみたけどダメだった。弦間もそうだけど、サドルの大きさが違ってて合わない。もっとも、替えられたとしてもサドルは基本的に4つセットでしか売ってないからその分無駄に出費が嵩むし、余ったサドルの使い道も無いから現実的じゃないけど(そう考えると今沢カゲロウさんの特注ブリッジサドルは非常に羨ましい…!)


そんなこんなで、ベース改造記を綴っているけど、まだもうひとつだけやりたい事がある。

この期に及んでまだ何がしたいんだと思うかもしれないけど、1個だけやりたい事ある。あるんだけど、結構お金がかかるのでまだ手をつけられていない。しかし、なるべく早めにやろうと思っているので、その際にはまたこうして記事にすると思う。それまではひとまずこの一連の記録にひと段落をつけようと思う。

あと、最近記事ひとつを書くのに凄く長くなって書いてる途中でお腹いっぱいになるから、次は適当な散文でも書こうと思う。それでは!


以下、俺の精神世界


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みゆきさんの内面。ちょっと言いづらい話とか(特定の何かを貶める内容はありません)

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