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ライブの予定も組みづらいご時世なのにエフェクターボードをこねくり回す不毛な男の日記

先日、また配信ライブやったんですよ。


色んな改造をしてる内の、ピックアップを替えた5弦ベースでやってるんだけど、アンサンブルに混ざると程よくコシのあるローミッドの出音が良かったね。大満足!自画自賛!!


で、パーツの改造だけじゃなくてエフェクターボードの中身も地味に変えてて、電源ノイズを最小限に抑える事が出来てたのも良かったね。大満足!褒めて!!



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上は少し前にエフェクターボードをの中身を紹介した記事を書いた時のものなんだけど、このボードも今となっては反省点だらけだったんだよね。

大きな問題は2つあって、そのうちの1つが「ひとつのパワーサプライにデジタルとアナログ両方のエフェクターを供給していた事」で、詳しい人は分かると思うだけど、アイソレートされてないパワーサプライにこれをやっちゃうとかなりノイズが出る(デジアナ混合ノイズって呼ぶらしい)んだよね。

今まではそこまで気にしてなかったんだけど、スタジオに入ってアンプを鳴らしたバンドの練習をしなくなってから、このノイズがめちゃくちゃ気になって、色々エフェクター弄ってきて初めてこのノイズに悩まされた…

そしてもう1つ問題なのが「24V駆動のエフェクターを無理やり9Vで動かしてた事」で、これによって少し音が歪みっぽくなっちゃってたし、なんならアダプタの端子も一般的なセンターマイナスじゃなくてセンタープラスだったので、変換プラグまで用意して動かしてたんだけど、果たしてそこまでする必要あるか…?と。

そんな経緯や、エフェクターボード及びケースもボロボロになっている事など、様々な不満を解消すべく、新たに組み上げたエフェクターボードがこれである。


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パッと見、そこまで劇的な変化は無いね。

けど、以前と比べてボード自体がほんの少しだけ小さくなったので、そこに対して収まるだろうかという不安と戦いながら組み上げて、結果ピッタリ収まったので大満足!前述した不満も解消!

そんな不満の解消や、新たに増えた楽しみを一手に引き受けるマイニューギア達を、今回は紹介していこうと思う。前回と重複するものもあるので、あくまで新しく手に入れたものだけ紹介するよ!


目次

1.Digitech DIGIDELAY

写真右下、デジタルディレイ。以前DD-6を紹介したんだけど、基本的にはそれと全く同じ使い方をする。偶然立ち寄ったハードオフに売ってたので、数分迷った後に買った。このエフェクター自体もう生産完了してたから、これを逃したらいつ手に入れられるか分かんなかったしね…

DD-6と大きく違うのは踏み心地で、自分のような使い方をするとBOSS製品は少し踏み心地が軽く、気をつけないと意図しないグリッチの起こり方になってしまうので、そこを解消出来るのがこれだった。おかげで演奏中に一切気を使うことなくグリッチ音を出せる。最高!

単純にディレイの機能も良くて、フィードバックを上げても絶対に発振をしない安心感や、モジュレーションディレイの「雑にツマミいじってもそれっぽい音になる感」が凄く良い。惜しむらくは生産完了品ということ。多分もう手放さないと思う。


2.One Control Iguana Tail Loop 2

写真下段中央右のスイッチが6つあるやつ、スイッチャー。以前使ってたスイッチャーの機能を持て余していて、且つエフェクターボードも少しだけ小さくなったので省スペースを図るべく購入。プログラマブルではなくなったけど、使ってみてプログラマブルじゃなくてもいいなって感じたし、小さくなった分軽くもなったし、概ね満足!

あとはパワーサプライ機能も備えてて、これが地味ながらノイズ軽減の重要な役目を担ってるスグレモノ。アナログエフェクターをこのスイッチャーのサプライから供給する事によって、デジアナ混合ノイズを見事カット!不要なノイズに悩まされる事が無くなった。

それ以外の基本的な使い方は以前のスイッチャーとほぼ変わらないし、メーカーも一緒で操作性も音質もほぼ同じ。最初からこれ買っておけばよかったな…!


3.Empress Effects ParaEQ

写真下段左から2番目の青いヤツ、パラメトリックイコライザー。神アイテム。以前持ってて一度手放したけど、これを超えるEQが未だに出てこないし、最近改めてクリーンブースターも欲しくなったので、買い直さない手はなかった。

主にピークを叩く為に使ってて。って言うとなんのこっちゃ?ってなる人もいると思うので簡単に説明すると、要するに自分のベースの不必要に出過ぎている帯域を少し削ってバンドアンサンブルをより良くまとめて、相対的にベースも聴きやすくするということ。

ライブハウスに出た事がある人なら分かるかもしれないけど、バンドのサウンドチェックの前にステージ上でPAの人がマイクをヘーとかツーとか言いながらツマミ弄ったりしてるアレ。アレを簡易的にこのエフェクターでやってる。気休めかも知れないけど、やるとやらないとで安心感が違う。

そんでもってこのエフェクター、その作業をするのに非常に適していて、低中高の3つを、それぞれどの帯域か絞って、そしてその帯域のブーストカット幅を広くも狭くも出来るという、とにかく神のようなEQで、俺の使い方としては低域と中域の耳障りなピークを叩いて、高音域はスラップした時にアタックが強調されるように少しブースト。という感じ。

ただ、今の使い方以上に面白い使い方も出来そうで、とりあえず持っておくだけでも無限に遊べそうな勢い。最高。惜しむらくはもうすぐ生産完了する(した?)との噂で、なかなか楽器屋に出回ってない。これ読んで気になったらすぐに見つけて買った方がいい。

と、ここまで長い事オススメしてきてるけどブースターとしても優秀で、ツマミをかなり上げてもそうそう音が歪まないので、音量だけを上げたい人に最適。マジで最高。買った方が良い!


4.Digitech Whammy Ricochet

写真左下。ワーミー。前回、何故かこのエフェクターだけ紹介するのを忘れてしまっていたので、今回紹介する事にする。俺のここ数年の遊び心をこのエフェクターが大体表現してくれている。ペダルワーミーには出せない絶妙な操作感が最高。

機能としては、最近のBOSSのピッチシフターに搭載されてる「ペダルを踏んでる間だけピッチが上がる」もののそれで、このワーミーはその機能のみに特化し、より細かい設定が出来るようになっている。

ピッチのアップダウンやピッチが動く最大値の設定は勿論、ペダルを踏んでる間と離した時にどれくらいのスピードでピッチが動くかも調整出来るので、左手を使わずにグリッサンドの効果を出す事も出来たりする。

俺の使い方としては、ディレイで発振させたノイズをもっと狂った音にしたり、シンセ系の音色に足したり、前述したグリッサンドっぽい質感を出す為に一瞬だけ踏んだり等、曲ごとにツマミを弄って色々やっている。正直1個じゃ足りないのでもう1個欲しいくらい。

唯一にして最大の欠点は、リアルタイムでピッチを変化させるペダルなので、直列に繋ぐとそれだけで音が少し痩せるしほんの少しだけ音が遅く感じること(そこまで気にはならないけど)で、そこはスイッチャーのループに組み込む事で解決している。

ただそんな欠点なんて気にならないくらい面白いエフェクターで、ここ数年で買ったエフェクターの中で一番満足してるし一番使ってる。マジで買ってよかったこれ。超オススメ!


あとはプリアンプをアダプター駆動にしてパワーサプライの負担を軽減させて、その分エンプレスのEQを18Vで電力供給したり、電源周りも出来る限りの手を尽くしたので、今の所は大満足。あとはペダルの操作感に慣れればオーケー。そんな気持ちで前回の配信ライブをやっておりました。そこも踏まえて、上の配信動画を観ればもう少し味わい深い楽しみが出来ると思うよ!



いかがでしたか?

この記事によって皆様のエフェクターボード作りの手助けになれば嬉しいです!

それでは!


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以下、澱んだ話。


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みゆきさんの内面。ちょっと言いづらい話とか(特定の何かを貶める内容はありません)

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