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パーツは無ければ作ればいい

おはようございます。お久しぶりです。

気がついたらまたひとつ、年をとっていました。バンドメンバーや職場から日本酒をありったけプレゼントされてご満悦です。それだけでいいんです。別に年を取る事なんてこの歳になるとそんなにめでたくないので。

今日記事にしたいのはそんな事ではなくて、最近の自分の趣味というか、それなりに楽しくやっていることについて。

最近はもうずっと木工と塗装に明け暮れてます。なんのこっちゃ分からんとは思うけど、これからちゃんと説明する。

全てのきっかけはこのベースの塗装が剥がれていったこと。少し前に記事にしたけど、塗装をリフィニッシュして極薄のラッカー塗装にしてからガシガシとベースを弾いていたら、まあ当然の結果ながらこういった塗装の剥がれになって自分のベースの練習の跡が現れた。

それはそれで自分のベースに味が出て悪くないんだけど、出来ればキレイなままでいて欲しいという願望もあり、どうしようかと悩んだ結果10年ぶりにピックガードを取り付けることに。

10年も放置されていたせいなのか、なかなかに黄ばんでてちょっと気持ちが萎えたんだけど、ピックアップのサビとか、これからガシガシ弾くことによる塗装の剥がれを考えたらこれもこれで悪くないかなと。色がピンクとかブルーじゃなくて良かった!

で、そうなってくると問題なのが指置きをどうするか。上の写真でも分かると思うけど、ピックガードを外していたから取り付けが可能だったこの指置き、昔はピックガードの上からこれをつけてた事もあったんだけど、どうせならということで


フィンガーランプを買った。

モノの試しという事で、メルカリに出てた比較的安いものを購入して取り付けたんだけど、若干高さが物足りなくて指を置いた時に違和感を感じてしまう。そして塗装の乾きが甘いせいか置いてた親指の先が黒くなる。

しかし、そこまで過度な期待もしていなかったし、その手の不満は自分で十分なんとか出来る範囲なので、それをなんとかするために。そしてこれを踏まえて5弦ベース用のフィンガーランプを自作すべく、上写真のフィンガーランプが届いた次の日に俺は東急ハンズへと向かっていた。

しっかりと型紙を作り、渋谷東急ハンズの木工房へ赴き、そこにある様々な材を吟味して加工もしてもらう。木目はハナから塗り潰す気だったので、安さとそれなりの丈夫さを重視。選ばれたのは、ホオでした。

一緒に買った80~600番手までのサンドペーパー5種類を駆使し、角を丸めていく。吟味した時の固い印象とは裏腹にザリザリ削れていくので切り欠き部分をどこまで攻めようか迷った跡が若干見られる。

そこからまたまた一緒に買ったアクリルスプレーを塗布。色んなDIYの動画を観て見様見真似で全体を塗り潰す。ビバYouTube!

そこから丸一日置いて、塗膜をさらにコーティングすべくとあるモノを購入しておいた。

低粘度の瞬間接着剤なんだけど、これを幾重にも塗り重ねてフレットレスのベースにコーティングを施す動画を観て「これだ!」となり、速攻で購入。

乾いた塗装の上からこれを塗りたくる。マジで低粘度過ぎてヤバい。パッと見ただの水。それの何がヤバいって、最初それを見て油断して指で触ってしまい、一瞬で固まり接着。あわや指の皮をも剥がしそうになる程の大惨事。

あと、木材に反応して何かよからぬ煙が出た。洗面台にて十二分に換気してたから良かったけど、マジで殺傷能力あった。臭いは強い刺激臭。目も染みて催涙ガス喰らったみたいになった。もうやりたくない。

均しがだいぶ甘い…

コーティング層を形成していくこと5回。そこからサンディング。大まかに平らを出したらまた塗ってサンディング。これも5回ほど繰り返してムラのないコーティング層を作る。

親指がボロボロになってるのは全部接着剤のせい。若干埒が明かないと判断してそこから更にスプレーを塗布。その後に耐水ペーパーで水研ぎ。そして液体コンパウンドでしあげ。計画していた手順とは大幅に変わったが、これはこれで!

そんなこんなで失敗と行き当たりばったりを繰り返し、俺のベース専用のフィンガーランプが完成!

薄いヘアラインはもっと細かい番手のコンパウンドでどうにかなるんだろうけど、使ってくうちに弦の跡がつくだろうと思い。これくらいで作業を切り上げる。素人だし、何より早く取り付けて試してみたかった。

弾き心地は上々。高さもバッチリで右手のピッキングの安心感が飛躍的に向上。何より自分で作ったことによる愛着が最高!こうして俺のベースがまた改造され、さらに特別な一本となるのだった…!


あれ?4弦ベースにつけたフィンガーランプはどうしたんだ?ってもしかしたらこれを読んで思う人もいるかもしれません。

薄いバルサ材で高さを稼いだ後、並行して同じ作業をしてました。

そして、さっきからフィンガーランプのほかにチラチラ見えていたもうひとつのパーツについてはまた別の記事にて書いていこうと思う。

とりあえず、自作たーのしーー!!な、最近の俺の日常です。結局買ったり作ってもらった方が早いんじゃないかという疑問は「こまけぇこたぁいいんだよ!」の一言で蹴散らそうと思います。

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