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寄り添ってあげることが大事

昨日妹とLINEでケンカをした。
反抗期の子供とぶつかり、怒りの渦の中にいる彼女の話しを聞いて、俯瞰して見えたものを連打し伝えたのだが、全てかな振り。びっくりするほど全く響かなかった。妹はどうしてわかってくれないの?そんなこと聞きたくない!と逆ギレ。

しばらく時間をおいて、自分がしたことを振り返った。彼女の考えがおかしいからと正そうとするのは自分のエゴであった。彼女はただ聞いてほしかったのだ。ショックだった自分に寄り添ってほしかったのだ。

わたしもパニック障害ど真ん中の頃、突然訳が分からなくなってしまうつらさや、心やからだがコントロールできない苦しみを毎日のように妹に聞いてもらっていた。その時わたしは相手のアドバイスが聞きたいのではなく、ただわかってもらいたかった。経験したこともない状況を一人で乗り切るには荷が重すぎた。そして妹はただ黙って頷き、本当によくがんばっているね、お姉ちゃんは絶対良くなるから焦らなくていいよと言ってくれた。それはわたしの心の支えであった。

そしてその後出会った臨床心理士の先生も、いつもわたしの話を最後まで聞いてくれていた。そしてどの様に日々を過ごしたかという報告の中で、うまくいかなかったことに関して、アプローチの仕方を教えてくれた。そのおかげでたくさんのできなかったことができるようになった。

共通することは、ともに自分のことをわかってくれるという安心感だった。そしてわたしが助言を求めた時に彼らはアドバイスをくれた。

自分に対しても同じことが言える。パニックを持ちながら生きるということは、時々おかしくなってしまう自分に寄り添いながら生きることが大事だ。「不安になってしまったから今日もダメだった」のではなく、「今日も不安があったけど行動ができた」と認めてあげることが結果的にはよくなっていくことにつながる。



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