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日曜雑感 vol.64~本日のテーマは「藤子不二雄Aさんを偲ぶ」です

「忍者ハットリくん」「笑ゥせぇるすまん」「まんが道」などの人気漫画を手掛けた漫画家の藤子不二雄Aさんがお亡くなりになりました。まずはご冥福をお祈りいたします。※Aは○の中にAが正式

藤子不二雄は、藤本弘さん(藤子・F・不二雄)と、安孫子素雄さん(藤子不二雄A)の共同ペンネームで、小学校時代からの友人だった藤本さんと安孫子さんは、二人三脚で漫画家を目指していました。

その自伝的な漫画が、藤子不二雄Aさんの「まんが道」です。手塚治虫さんらが実名で登場し、若き日の漫画家たちの青春を描いた作品で、漫画史をひもとくための重要な資料にもなっています。

その続編でもある「愛しりそめし頃に」と合わせて、愛読させていただきました。作品には、自分の好きな漫画を仕事に選び、その道を究めようと懸命に努力する姿も描かれていますが、そればかりではありません。

時には仲間たちと飲み明かしたり、時には趣味の世界に没頭したりと、青春を謳歌する青年像が生き生きと映し出され、漫画を読みながら「古き良き昭和の時代」を思い巡らせてくれました。

藤子不二雄さんが住んでいたアパート「トキワ荘」には、手塚治虫さんはじめ、石ノ森章太郎さん、赤塚不二夫さんらが同宿しており、互いに切磋琢磨しながら漫画家としての礎を築いていたのです。

トキワ荘は、西武池袋線の椎名町駅南側にありましたが、私も小学校までは北側の住宅地に住んでいました。そんな縁もあって、「まんが道」には特別な思いがあったのだろうと思います。

改めまして、藤子不二雄Aさん、ありがとうございました。

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