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目指せ!介護の職人~第7話「介護技術はテクニカル?」

就労支援訓練「介護福祉科」もいよいよ折り返しですが、「学科・実技を学ぶ」ということでは大詰めにきています。今週はたっぷりと介護技術を体に染み込ませました。そんなわけで第7話は「介護技術はテクニカル?」のタイトルで書きます。


先週の月曜日から、土日をはさんで本日までの10日間、「実技」を学んできた。正確には「こころとからだの仕組みと生活支援技術」という科目で、食事や排泄などの介助、杖や車いすの人の移動、ベッド上での着替えなど、現場で必要となる介護技術の習得に努めてきた。

受講前に私がイメージしていた介護技術とは、「マニュアル化された技」だと思っていた。それに加え、介護職が腰などを痛めるという話もよく聞いていたので、身体介護は「重労働」であり、「若くて体力のある人に向いている」と勘違いしていたのだ。

しかし、実際に介護現場を見てみると、体格が小さい女性も、高齢者世代の人も当たり前のように働いている。つまり、介護の職人は「出来るだけ小さな力を使うだけで、利用者の体を動かしたり、支えたりする技術(ボディメカニクス)」を持っているのである!

さらに、ボディメカニクスを活用しなくても、介護職の肉体に負担を与えない考え方があった。それは「利用者自身ができることは、出来る限りやってもらう」という自立支援の視点だ。介護職は「できないこと」に対して、お手伝い(介助)をしてあげればよい。

「ベッドに寝ている人に起きてもらい、車いすに乗ってもらう」という介助でも、ボディメカニクスを活用した方法ならテクニックをマスターすれば、誰でもできるようになる。だが、自立支援の視点で行う介助には、様々な点で介護職の専門性が必要なのだ。

一人ひとりの利用者に寄り添う介護を磨けば、さらに専門性はレベルアップしていく。1か月半勉強してきて、だんだんと介護職が「やりがいのある仕事」であることが分かってきた気がする。技術という点ではまだまだ未熟者であるが・・・(苦笑)

※カット写真は、旅先のお気に入り風景を適当に選んでいます。介護職とは関係ありません(笑) このコラムはブログとnote共通です



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