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オヤジの思ひ出話~第17話「寝台特急・北斗星」

大型連休に旅行をされた方も多いかと思います。国などはメディアを通して外出自粛を呼び掛けていますが、家族で徹底した感染予防をしながら旅行をすることにまで、文句を言われる筋合いはありません!

最初から話が横道にそれましたが(苦笑)、今回は旅の「足」として利用していた寝台特急(ブルートレイン)についての思い出です。朝、目覚めたら旅先に到着している寝台特急は随分重宝いたしました。

その中でも、あこがれの列車だったのが上野と札幌を結ぶ「北斗星」号。2006年に旅程を立て、念願の北斗星乗車がかなったのですが、切符購入時にさらなる奇跡が重なったのでした(笑)

地元の駅で、ダメ元でAロイヤル個室寝台を申し込んだところ、幸運にも切符が取れたのです。初めての乗車がAロイヤルになったことで、1ヵ月前から毎日ワクワク、ソワソワしっ放しという日々を過ごしました。

Aロイヤルはベッド、ボックス席、テーブルのほか、トイレとシャワーも付いており、ホテルの一室と同じような感じ。食事はルームサービスで持ってきてもらい、ウエルカムドリンクまで用意されていました。

夕方から夜遅くにかけて飲み続け、夜汽車に揺られてぼんやりと車窓を眺めていると、酔いはどんどんと回ってきます。それがとても心地よく、まるで夢見心地の気分でした。なんとも贅沢三昧な一夜だったのです。

定期運転のブルートレインも、今はサンライズ瀬戸・出雲号だけになってしまいました。早く新型コロナが終息し、寝台特急を利用した旅行が出来るようになってほしいと願っています!

noteでは連載コラム、エッセイをほぼ毎日書いています。フリーランスのライターとして活動中ですが、お仕事が・・・ご支援よろしくお願いいたします!