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「人の増減だけの報道はやめませんか?」というコラムを書いた根拠~ブログ転載コラム

14日にnoteで「人の増減だけの報道はやめませんか?」というコラムを書きました。その意図として、「人出が増えたからといって、感染が爆発的に増えるわけではない」という私なりの根拠があります。つまり、昨年4月の最初の緊急事態宣言と今は「違う」ということです。

その1)新型コロナウイルスがどんな病気で、感染リスクは何かが分かってきた
その2)マスク、消毒液など感染予防対策グッズの供給不足がなくなった
その3)ほとんどの飲食店等で「三密」防止対策が徹底されるようになった
その4)ワクチン接種が始まり、PCR検査も飛躍的に行われるようになった

昨年4月は、まだ新型コロナウイルスの正体が不明で、ワクチンはもちろんありませんし、PCR検査もほとんど行われていない状況でした。しかも、マスクや消毒液が品薄で手に入りにくく、感染予防を徹底できません。唯一の対策が「人流の抑制」だったのです。

しかし、関連企業の努力のお陰でマスクや消毒液、うがい薬は、ごく普通に手に入れられますし、それによって個々人のマスク着用、うがい・手洗いの徹底がされるようになりました。飲食店でもパーテーションの活用や来店定員を減らすなど、感染予防の工夫をされています。

新型コロナウイルス感染症が、どんな病気なのかの理解も進んでおり、予防の「決め手」となるワクチン接種も急速に進んでいます。こうしたことを考えると、同じ緊急事態宣言下であっても、最初の頃と今とでは「全ての状況が変わってきている」ということが分かります。

ですが、「全く変わらない」ことがあります。それが、政府などの対応です。いつまでたっても酒類提供禁止にこだわり続け、個々人や民間事業者の努力を生かそうという姿勢が全然見えません。マスコミも「人出が増えた」というだけの報道を流しっぱなしです。

そうそう、東京五輪開催が人出増に拍車をかけているということも、書いておかねばなりませんね!

※このコラムはブログ「気まぐれトーク」より転載いたしました


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