大相撲夏場所を振り返る~ブログ転載コラム
大相撲夏場所は、大関に復帰した照ノ富士が2場所連続優勝を果たしました。貴景勝との大関同士の優勝決定戦にまでもつれ込みましたが、最後は力の差を見せつけたという印象です。これで来場所は綱取りを懸けることになります。
照ノ富士のインタビューで印象的だったのは、綱取り場所に向けて「今まで以上の努力をしないといけない」と言い切ったことです。ここまでの努力ですら並大抵ではないはずですが、あくなき向上心を見せる姿勢には本当に頭が下がります。
貴景勝は優勝争いをして大関の責任を果たしましたが、正代はカド番脱出がやっとで、相撲内容に見るべきものはありません。13日目には不可解とも言えるような照ノ富士戦の割を崩され、ハッキリ言って大関残留の救済措置のようでした。
関脇の高安は連続二けたとはいえ、来場所の大関取りには13勝以上のハイレベルな成績が求められます。御嶽海も今場所二けたに乗せましたが、もう一段のレベルアップが必要です。来場所は若隆景が新三役に躍進するでしょうから、大いに期待したいと思います。
そして、残念を通り越して怒りしかないのが大関朝乃山です。大関という角界の看板の地位にいるわけですから、まずは進退伺を出すことが求められます。そのうえで、一からやり直す機会を与えてもらえるのなら、死ぬ気で相撲道に精進してほしいですね!!
※ブログ「気まぐれトーク」より転載しました。なお、写真は陥落前の大関照ノ富士です(筆者撮影)
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