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日曜雑感 vol.37~本日のテーマは「横綱玉の海」です

昨日、大相撲中継を見ていたら、横綱玉の海の没後50年ということで、解説者でありライバルでもあった北の富士さんが思い出を語っておられました。50年といえば半世紀・・・そんな昔になるんですね。

私は自称「好角家」ですが、そのきっかけになったのが「北玉時代」を見て育った少年時代にさかのぼります。言うまでもなく、北の富士、玉の海が同時横綱昇進を果たし、交互に優勝していた全盛期のことです。

玉の海は「完成された右四つ」という絶対の型を持っており、若き日の先代貴ノ花は一度も勝てませんでした。北の富士とは熱戦を繰り広げましたが、ほとんどが不十分の左四つに渡り合っての相撲だったのです。

私はその後、輪島、北の湖、千代の富士、貴乃花、朝青龍、白鵬と大横綱を見てきましたが、盤石な強さという点では玉の海が一番だと今でも思っています。子供心にも、それだけ強烈な印象を与えてくれました。

玉の海が健在だったなら、北玉時代はさらに続き、二人の横綱が先代貴ノ花や輪島、北の湖の強力な壁になっていたでしょう。玉の海の急逝は、大相撲の歴史を変えることになった「事件」だったとも言えます。

ちなみに今場所ですが、あまり関心を持っていません(苦笑) 新横綱の照ノ富士と他の力士とは、力も心も技も差が歴然としているからです。相撲の取り口は全く違いますが、在りし日の横綱玉の海を見ているようですね。

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