オヤジの思ひ出話~第16話「花見の宴」
日本酒の酒蔵が各地に点在する長野県内では、春のお楽しみイベントとして各酒蔵で「蔵開き」が行われています。昨年、今年と新型コロナウイルスの影響を受け、中止となっているのが残念でなりません。
須坂市にある「渓流」の蔵元・遠藤酒造場では、春と秋に蔵開きを開催していますが、春の蔵開きは「花見の宴」と銘打ち、近くの桜の名所である臥竜公園のさくらまつりに合わせて行っています。
2017年の「花見の宴」に友人5人と訪れた時のエピソードをご紹介しましょう。入場料を払ってプラスチックの小さな升を頂戴し、これを持って試飲コーナーを巡るところから始めます。
コーナーには、遠藤酒造場自慢の酒がずらりと並んでおり、その数はざっと10数種類。口明けの一杯には、普段は高くて手が出ない純米大吟醸から頂戴し、あとは好みを探しながら試飲していきます。
酒好きの友人の一人は「全部試飲しなければ損だ」などと言いながら、次から次へと飲みまくります。私が1銘柄試飲している間に、彼は3銘柄ほど飲んでいるのですから、ちょっと驚きです(苦笑)
お察しの通り、その後彼はヘベレケに酔っぱらってしまい、私ほか他の友人たちにイジラレまくられたのです(笑) それでも、みんなで楽しい「花見の宴」が出来たので、いい思い出になりました。
来年こそは友人たちと蔵開きに歩きたいものです!
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