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目指せ!介護の職人~第8話「介護の職場で働く人と利用者さん」

就労支援訓練「介護福祉科」は、学科・実技のカリキュラムが全て終わりました。講師の先生が職場体験を段取りして下さり、体験先の施設に行ってきました。そこで第8話は「介護の職場で働く人と利用者さん」のタイトルで書きます。

職場体験を受け入れていただいた施設の皆様に心から感謝いたします。ありがとうございました!

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「百聞は一見に如かず」という言葉がある。これまで1か月半、テキストで勉強をしてきたり、仲間をモデルに実技を学んだりし、私なりに介護職の知識を身に付けていたつもりだった。だが、たった一日の職場体験は、その1カ月半に匹敵する「濃さ」があった。

新型コロナウイルスにより、ご家族でも面会ができない状況のため、利用者さんと直接触れ合うことはできず、職場を「見学」するだけの一日だった。しかしながら、介護職の方々がどんな時に利用者さんを介助しているのかを、しっかりと観察できたのである。

施設への先入観として、利用者さんは基本的に「動けない方」であり、介護職はあらゆる場面で介助の手を入れているのかと思っていた。ところが、利用者さんの状態(認知機能、身体機能)は人それぞれで、予想以上に「できることが多い」と分かったのだ。

例えば、座位で車いすに乗り降りする介助では、自分で乗れる人には見守りだけ、テーブルにつかまって立てる人はお尻を支えるだけ、といったように、利用者ができることには手出しはしていない。もちろん、安全確保には十分気を配っていた。

一方で昼食の配膳では、おかずを並べる時、一人ひとりに「今日は○○ですよ~」ときちんと説明するといった配慮を欠かさない。私も食べさせていただいたが、ご飯は少し柔らかめという程度、おかずは薄味で調理されており、とても美味しかった。

他にも気が付いた点はたくさんあるが、文字数の都合でこのくらいにしておく。最後に、利用者さんの柔和な笑顔と、職員に対し常に「ありがとうね」と感謝の言葉を口にされている姿がとても印象的だったことを、ぜひとも記しておきたい!!

※カット写真は、お気に入り風景を適当に選んでいます。介護職とは関係ありません(笑) このコラムはブログとnote共通です


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