最近聴いている音楽(レビュー)

 こんばんは。YouTube Premiumを謳歌している名南奈美です。最近聴いてるすきな曲を8曲挙げていこうと思います。

●グリム - majiko
作詞作曲:majiko 編曲:majiko&木下哲

 この曲はイントロの時点でフォロワーさんみんな好みだと思うんですけれど、とにかく惚れ惚れするような美しいピアノで始まります。Bメロのピチカートや揺れるリズムで期待感を煽ってからのサビは激しさと共に終わり、ファンシーかつキャッチーなナンバーとなっています。
 とても綺麗で切なくて、優しさと願いの込められている素敵なリリックは物書きの人にとても刺さるんじゃないかと思います。

『さあ! 星降る夜に約束しよう
 願いはきっと魔法になる
 人魚の恋を叶えてあげる
 眠くなる前に君の心を伝え』


●来・来・来 - MADKID
作詞:MADKID&岡田ケイスケ 作曲:MADKID&岡田ケイスケ
編曲:ANCHOR&TAKU INOUE 

 推し作曲家ことANCHORさんが共編曲で参加している楽曲です。『Walkin'Loopin'Party』のHiroki Suzuki名義の曲に近い強さがあるビートでかっこいいです。
 ANCHORさんはときたま共編曲で仕事をすることがあるのですが、それで良さが殺されることなく、むしろより洗練されたサウンドになることが多いので聴く前のワクワク感は変わりません。
 今年に入ってから『No.7(地縛少年花子くんOP)』『The Emperor(ケンガンアシュラ挿入歌)』『来・来・来(情報番組『BREAK OUT』の3月テーマソング)』とテレビ番組に使われる楽曲を立て続けに作っているANCHORさんですが、果たしてここからさらにどんな案件の曲を作っていくのか楽しみです。


●人生逆転の神業 - After the Rain
作詞作編曲:まふまふ

 ピコピコイントロはいつだって青春。そらるさんの音域とかマスタリングが弱いとかで低評価なフォロワーさんが少し多かったですが、私は歌を聴き慣れてからは曲として高評価しています。音圧はニコニコの仕様変更とかでマスタリング困ってるんでしょうし、キックがいい感じに聴こえるので私はまあアリ派です。
 AtRの前作『喰病しのイデア』と同じシリーズだからか前作同様に間奏のギターソロが去年までのまふまふとは違う感じの響きでカッコいいと思います。「どうもこんにちは です」のあたりのシンセもまふまふ感がありますし、歌詞も全体的に攻撃的で好みでした。
 まふまふのラップ入れたがる癖はいつまで続くのか不明ですが、もういっそやりつくすくらい頑張ってみてほしいなあと思います。その先は果たしてあるのか。


●ENVY - ゆきむら。
作詞作編曲:ぷす

 ぷすさんは最近はツユの作曲として青春ロック的なものを作っていますが、個人的には『シュガーヘイト』などのEDM調の楽曲のほうが好みです。EDM編曲に乗せるメロディがとても印象というか中毒性というかがあると感じます。
 作詞の面でもEDM提供曲はぷすソロやツユではほぼ聞けないような挑発的でシニカルな言葉選びが多い気がして、そういう点でも飛び抜けたイケイケ感があって、愛しています。
 メンヘラタイムの\ジョォォイ/って音、RINGOさんの『首』で聴こえる音に似ている気がしますが、あれなんていう名前なんでしょうね? 有識者の意見を乞いたい気持ち。


●オリオンをなぞる - UNISON SQUARE GARDEN
作詞作曲:田淵智也 編曲:UNISON SQUARE GARDE

 フルMVがなかったためYouTube Musicで失礼します。ポップでロックで、ハッピーでアッパーな名曲ですね。ピアノのグリッサンドとスネアのフィルで開始する曲が名曲じゃないわけないんだけれども。
 ドラムがめちゃくちゃ仕事する曲が性癖(誤用)なのでもうその時点で良いんですけれど、二番サビ前のギターもモールス信号のようなメッセージ性を感じてグッときますね。
『ナイフを持つその本当の意味が
 あなたにもし もしわかるのなら
 すごく嬉しいんだ』
 というリリックと、『あぁオリオンをなぞる』の『あぁ』に込められた胸が張り裂けるような歓喜の感情がとてもすきです。


●わすれもの - 羽多野渉
作詞作編曲:ARCHITECT

 こちらもMVがないのでYouTube Musicから。多くは語らないので聴いたことがなければとりあえず一回聴いてください。編曲と歌詞のストーリーの絡み合いが天才です。ちなみにARCHITECT=堀江晶太=kemuさんなのでよろしくお願い致します。


●大冒険をよろしく - DIALOGUE+
作詞作曲:田淵智也 編曲:堀江晶太

 そんな田淵さんと堀江さんによるヤバい楽曲がこちらです。ハイテンションの塊。はじまりはじまり。ピアノもブラスもドラムもベースもギターも暴れまわり、目まぐるしく展開されていくのはカオスにしてストレート、跳ね回る流星の情景が浮かぶ、音楽のスラップスティックコメディとでも言うべき、聴いているだけで楽しい気持ちになるポップスです。
 全てのパートが印象に残る楽曲で、本当にめちゃくちゃ面白いなあと思います。歌詞も負けじとコミカルでハートフル、ポジティブ&アクティブでこれは歌う側もすごく楽しそうですね。
 ボーカルが女性声優であることを活かしたパートの多い二番は、キュートなノリに慣れてない人は苦手かもしれませんが、曲そのものの中毒性がすごいのですぐ慣れます。


●No.1 - 西野カナ
作詞:西野カナ
作曲:KENTZ&Lisa Desmond&Maria Marcus
編曲:KENTZ

 フルMVがないのでYouTube Musicから。作曲者がいっぱいいるのもあってメロディが美しいと思います。三人で作曲するのってどんな感じなんでしょうね。素敵メロディに乗せられる西野カナさんのクリアな歌声と恋する女性~って感じの歌詞が素直に好みです。イントロなどのエフェクトや鈴の使い方が綺麗で、洋楽的なアプローチも感じますね。
 大御所アーティストのJ-POPを聴いていると「ヘイ、ポップスってのはこうやるんだぜ」みたいなこと言われてるような気になるのなんででしょうね? 私だけ? なんというか、先程の『大冒険をよろしく』はアニソン系ポップスとしてパーフェクトだなあと思うのですが、『No.1』はJ-POPとしてパーフェクトだなあと思います。
 この曲、西尾維新の小説のドラマの主題歌なんですよ? ドラマされた部分以降はどんどんヒロインが不気味な感じに描かれていくので西野カナに申し訳なくなってくる(忘却探偵シリーズはいいぞ)


 今回は以上です。最近はnoteではなくカクヨム様のほうで小説やってるので覗いてみてください。

 noteに載せる用のもいつか書きたいとは思っています。それでは。

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