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透明標本展へ行きました

熊本博物館で開催中の透明標本展へ行きました。
そろそろ夏休みの宿題も駆け込みの時期。親子連れと思わしき方々も多く、賑わっておりました。

お魚や爬虫類などの標本の写真がありますので苦手な方は閲覧されないようお願いいたします。

透明標本といえば某ハンズで小さな容器に入ったお魚のものを見たことがあるくらい。
生命体だったことすらも忘れてしまうようなひんやりとした作り物めいた美しさがありました。
そんな素敵なものがたくさん集まる展覧会。行きたくもなります。


お魚ばかりのイメージがありましたが、他にもたくさんあるみたいです。

透明標本としてはお馴染み感のあるお魚たち。エイのひれの繊細さがすごい
お子様が「おいしいの!」と言っていて頷く

作業工程の映像もありました。
形を整えて、最初に硬骨を赤色に、次に軟骨を青色に染めるそう。
お魚ならば鱗を手作業で取り除いてーー細かい作業です。すごい。

爬虫類たち。


上から見るとぺたんとして見えますが、横から見るとしっかり立体です。

カメ。立体感が一番分かりやすい

写真はないのですが、うずらの標本もありました。

今まで見たことのなかった爬虫類や鳥類の透明標本。
カメのものを見たときに、魚のときは感じなかった妙な生々しさを感じました。でもカメレオンは平気。

魚、普段から食べたりするときに骨を見かけますし、私にとっては釣り上げて捌く前や調理後の状態、つまりは死んでいる状態のほうが見慣れています。カメレオン含めて爬虫類は活動しているところを見ることが少ない生き物です。(苦手なので……)
対してカメは生きているところを間近で見たことがある生き物。
生々しく思ったのはだからでしょうか。

他のも消化器官に食べたものが残っているものもあったりと、今までインテリアに近かった透明標本が一気に「標本」となった展覧会でした。

でも美しいものは美しいのでした。