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それでいいんだ。【ある日ある母親のボヤキ】

それで、いいんだ。


信じられないくらい、欠けている。信じられないくらい、人間味がある。信じられないくらい、人と違う。普通にやりこなすのに、とてつもないカモフラージュを要する。みんなと同じようにできない絶望感。

それでいいんだ。
とりあえずマルつけるところまで、できた。

じゃあこれからどうする?
短所を隠そうとする事にエネルギーを使い、疲れ果てたまま生きていく?

さぁ、これからどう生きる?突き抜けるほどの長所なんて持ち合わせてない。じゃあどうする?

短所を掘り下げるのはどうか。どうしようもない自分は、愛おしさや可愛さのタネになるのかもしれない。こんな自分はダメだと思っているほうの自分の中に、ヒントがあるのかも。否定され続けて縮こまっているそっちの方に、安らぎのタネが埋まっているのかも。


こんなんでいいの?って騒ぐ自分をゆるして。あなたも一員だよ。あんたなんか要らないって排除しようとする自分も、愛して。
短所の方がいいところ?助けてもらえる大事なパーツ。感謝のタネ。人と関われるきっかけ。誰かとつながれるつなぎめ。悪いところ、どーしよーもないところこそ、ヒントなんだ。あなたを助けサポートするタネなんだ。ダメであればダメであるほど、助けてもらえた。よくみせる、よいところばっかりみせようとするようになってから、おかしくなった。

カメはカメ。うさぎはうさぎ。
どう思われたって、楽しんだものがち。面白そうなことには飛びついて、こけて、起きて、また擦りむいて、笑って、ゆるされて。そうやって生きてきた。そうやってしか、生きてこられなかった。

子どもたちに良い影響を与える、素敵なママになりたかった。普通の、お母さんに、なってみたかった。どこまでも、自分は自分でしかなく、普通なんて、どこにもない .° - 1人ひとりの中にある基準でしかない・.*と知った。

誰も、丸もバツも100点も0点もくれない。正解のない世界?起きた事全部受け入れる?あるがままで大丈夫?きこえのいいどんな言葉も、刺さらない、あとあじのわるい毎日。しあわせいっぱいなようで、どこか足りないような。これでいいのかな。っていう思い。これで良いに決まってる。これしかできないし。どこか投げやりなあきらめ。ほんとじゃない感。

私なんて、何もできない!!!だけど私にしか、できない事もある。何もないからこそ、出来ることもあるかな。どんなに頑張っても、大した事なさすぎて悲しくなる自分でも、いいかな。


私のままでいる、ってどういう事?





この後、子どもの病状に関する一見かなりネガティブな出来事が起こり、大きく動揺する。
本当の私を生きるとは?・ ・ ・

瞬く間に考察はかき消される
不安と緊張が走り、平常な呼吸を保つ事がやっとだ。


それで、いいんだ。

【ある日ある母親のボヤキ】



#創作と現実と夢の狭間から

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