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私は何故51歳にしてMBAを取ったのか?

私がMBAをとった一番大きな理由はぶっちゃけ「使えるお金があったから」でした。ある日、銀行の残高を何気なく見ていて、ふと「借金しなくてもMBA取れるかも…..」
そう気が付いてMBAを取ることにしたのです。その時私は49歳。因みにMBAの卒業式の日が51歳の誕生日でした。

それまでにも修士号を2つ持っている娘から「ママはいつMBA取るの?」って何度か聞かれていたのですが、その度に「今は仕事が忙しいからね〜」とか「お金がないからね〜」とか言ってのらりくらりと避けていました。しかし、仕事もある程度軌道に乗ってチームのパフォーマンスも上がり(つまり私の出番が減った)、お金も貯まって学費を工面する目処もついたので、いよいよ重い腰をあげたのです。

多くの人にとってMBAを取る理由は転職のためとかキャリアアップのためだと思いますが、私の場合は転職する気はありませんでしたし、キャリアアップについても既にシニアディレクターとして働いていて報酬もそれなりにあり、その上のランクの仕事は正直言って割に合わない(多少報酬が増えても更に激務になりそう)と感じていたので昇格にも興味がありませんでした。

転職もキャリアアップもする気がないのに、なんでMBAなんて取ったの?って聞かれそうですが、まあお金と時間に余裕ができたからっていうのが一番大きな理由です。あとはビジネス関連の勉強をするのは好きなので、趣味にお金と時間を贅沢にかけたと言えるかもしれません。ROIの観点からするとリターンはあまりなく、払った学費でテスラの株を買っておいた方がリターンとしてはよっぽど良かったです。

ところでお金が貯まったという理由でMBAを取った経験からつくづく感じたことは、お金があったら学歴(学校名ではなく学位という意味で)を作ることは簡単だな〜ってことです。道理で金持ちの子供達には高学歴な人が多いわけだわと、妙に納得して格差とはこのような構造によって作られているのか、とも改めて思いました。

<貧乏人>お金がない→早くから働かざるを得ない→高等教育を受けられない→安いお給料の仕事にしか就けない→結婚して子供ができる→お金がない→子供も早くから働かざるを得ない→高等教育を受けられない
以上繰り返し。

<金持ち>お金がある→学費とか生活費を実家に頼れる→高等教育を受けられる→高いお給料の仕事に就ける→結婚して子供ができる→お金がある→子供にも高等教育を受けさせる
以上繰り返し。

まあ、現実はこんなに単純ではないし、実際私の行った大学院では社会人がローンを組んで学費を工面するパターンが殆どだったのですが、お金があれば大学院に入学するのは簡単だな〜ってのが正直な感想でした。

因みにMBAの学費っていくらくらいなの?って興味のある方には参考までに。それにしても、このリストにある大学、たっか!

私の行ったMBAの学費は通っていた当時は6万ドルくらいだったけど、今サイト見てみたら7万ドルに値段が上がってました。でもアイビーリーグに比べたら半額以下なので、かなりお得な値段。探せば比較的安い費用でMBA取れる大学も結構あります。

趣味で取ったMBAですが、それなりに楽しかったし素敵なネットワークもできたので、まとまった額の出費ではありましたが取って良かったと思います。何かの役に立ってるかって聞かれると、ちょっと微妙だけど(笑)

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