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ブルーピリオド

山口つばさ
出版社: 講談社
出版レーベル: アフタヌーンKC
発売年月日: 2017年7月〜

初めて見かけたのは
お菓子のCMに出てきた、
画面を青く塗っていく主人公の姿と
流れるYOASOBIの「群青」。

「なんだかスゴイ・・・」
そのインパクトと存在感にドキドキして
忘れないように思わず携帯にメモ。

主人公 八虎が1枚の絵をキッカケに
美術の世界に足どころか全身を踏み入れていく
ストーリーなんだけど、
最初の冒頭がイイ。

きっと多くの人が共感する一言。
この一言があったから
ストーリーに共感と
単なる芸術系漫画とは見方が変わるんだろう。

なんとなく「分かった気」になりたいけど
なんとなく「永遠に理解出来ない」事が
紐解かれていく「なるほど」感に
ハマっていく。

初めから天才なドラマに飽き飽きしてる人に
ぜひ読んでもらいたい、
子供の心を思い出せない
頭でっかちになった大人のような八虎に
自分の中の何かを重ねて見てしまう
子供に戻れない大人のようなお話。

あー、全然
なにいってんだかわかんないなー

一旦全部横に置いといて。

後悔はないけど、受験美術の先にある世界とは
別の世界を選んだ自分自身が、
もしこの漫画を高校生の時に読んでたら
きっと人生は変わっていただろうなと
思わずにいられないお話。

ほんのり芸術系学校への憧れを抱く
子供ちゃんには
漢字が読める歳になったら
絶対読んで欲しい作品。

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