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いるべき場所

妊娠中にも関わらず、昨年から始めた新しい仕事がなかなかチャレンジングなことだらけで最近はストレスも多い。

やりたい仕事と言えばそうだ。ずっとこだわり続けたクリエイティブな業務であり、やりがいもあることだとは思う。

ただ年齢も年齢になり、そして妊娠して子供を持つという未知の世界に突入することを目前として疑問が湧いてきている。

自分の本当にやりたいこと。自分の本当の姿や、自分なりに感じる素質のこと。なんかずっと無理してない?一歩でも先に行こうとしてない?何でもやれると思っていない?

心の底で呼びかけてくる声に気づいた。

クリエイティブなことをやり続けたいと言いながらも、何かに浸かりながら飲み込まれながら仕事をこなしているだけのようにも感じる。もちろん組織や会社に属せばそうならざるえない。

でももっと自由な立場でいて良いはずなのに、八方美人な性格が、結局は長いものに巻かれてもいいやと思ってしまう妥協ありきな自分が後から首を絞めてくるのだ。

私はこれだともっと言い切れたら。これ以外はやらないと言えたらな。きっと言って良い立場だし、言うべき場面もあるはずなのに。お人好しは結局は損をすると言う言葉はあながち間違いではない。

そんな日々が最近は続き、妊娠中にも関わらず椅子に座りっぱなしで心が疲かれている。

と言いながらも、あと数ヶ月で仕事も一旦ストップする。子供を産み育てるという過去最高のビッグプロジェクトに挑むことになる。上記のキャリアや仕事についても考えが色々と変わるかもしれないとも思う。20歳から働き始めて約20年間、留学中の学生時代の半年間を除いて一度も中休みすることなく働いてきた。20年の節目でその仕事から離れるのだ。

良いきっかけなのかも知れない。冒頭で述べた心の疑問は、きっと立ち止まり自分の本当にやりたいことを見直すために必要なのかも知れない。

女性であるが故のこのブレイクタイム。子供つきだけれど、それもまた特権だと思う。

どこかいつも他人の船で揺られている感覚があったけれど、これからは自分の船をちゃんと探してみようと思う。今の私なら探して、まずは乗ってみることはできるはずだ。

もっと自分を信じて見よう。こんないい大人な年齢になったんだ。家族というかけがえのないものが私にはあるのだから。

私たちはもっと選べる。本当の自分の居場所を。私達それぞれのいるべき場所を。

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