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【日本酒】酒匠講習会レポ(1日目)

こんにちは。すっかり桜も散ってしまい、気温も上がって参りました。いよいよ春本番ですね。

今回は先日東京にて受講してきた、酒匠講習会のレポートを書かせていただきます。

【酒匠】
卓越したテイスティング能力を武器に、日本酒や焼酎のセールスプロモーションを行う資格
参考:https://ssi-w.com/sales/sakasyo/

酒匠の資格を取得するには、まず2日間の講習会(日本酒唎酒師の資格が必須)を受講する必要があり、その後、別日に実施される第1次試験〜第4次試験まで通過する必要があります。

【試験内容】
第1次試験:筆記 12:30〜13:20(50分)
第2次試験:テイスティング 13:30〜14:20(50分)
第3次試験:テイスティング 14:30〜15:20(50分)
第4次試験:テイスティング 15:30〜16:20(50分)


以下からレポートです。

仕事終わりに関西から関東へ

当方、住まいは大阪です。コロナ禍ではあったものの、一年に一度しかない酒匠講習会を見逃してしまうわけにもいかず、金曜日の仕事終わりに新幹線で東京へ向かいました。
東京に到着したのはてっぺん回りそうな深夜0時頃。次の日は朝早いので、宿に到着後すぐに就寝しました。

受付開始

9時受付開始、9時半講習会開始でした。
会場は春日駅にあるFBOアカデミー東京校。建物の入り口にはFBOの看板があり、場所は非常にわかりやすかったです。

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2日間のプログラム

1日目:日本酒テイスティング
2日目:焼酎テイスティング

2日間の講習会で約18時間。200種類を超えるサンプルを用いると聞いていたので、最後まで生き残れるのかと内心ひやひやしておりました。

基礎テイスティング

まずは「香りのサンプルを使用した嗅覚トレーニング」「水溶液を使用した嗅覚トレーニング」を行いました。

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酵母由来のサンプル:リンゴ、バナナ、レモン等
乳酸菌または乳酸由来のサンプル:生クリーム、ヨーグルト、チーズ等
原料(米、米麹)由来のサンプル:炊飯、甘酒、酒粕等

一つ一つサンプルの香りを嗅ぎ、香りの強さや複雑さ、形容詞を考えるというものでした。

日頃からいろんな対象の香りを嗅ぐことはテイスティングにおいて重要なことだと意識させられるトレーニングでした。

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水、甘み、酸味、苦味・渋味、旨味、塩味、そしてアルコール度数別

ここで一つ衝撃の指示がありました。

「サンプルは口に含んだ後、舌で味わい、そのあとは吐き出し用コップに吐き出してください」

!?

なるほど。
これならベロベロに酔っ払うこともなく、二日間元気にやっていけそうで安心しました。(後々考えると吐き出すのは当たり前ですよね・・)

香味特性別分類及びテイステイング結果の視覚化

途中、お昼休憩を挟みつつ、ここからは多くの日本酒をテイステイングしては吐き出し、特徴を掴んだ上で結果をグラフにプロットするといった作業を繰り返しました。これらは全て、後日受講予定の酒匠試験の対策講義となるので、一つ一つ確認しながらゆっくりと丁寧に学びました。
原料・製法別で比較したりと、普段同時に比較して飲めないサンプルがたくさんありました。

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料理との相性検証

小腹が空いてきた20時前。
相性検証でよく比較されそうなお料理が乗ったお弁当が配られました。

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・ワカメの酢の物
・イクラの醤油漬け
・白出汁
・ツナマヨネーズ
・鯖の味噌煮
・豚の角煮
・キーマカレー
・カマンベールチーズ

お酒は日本酒4種類とワイン赤白でした。

・薫酒(フルーティーな香り)
・爽酒(軽快でシンプルな味わい)
・醇酒(こくのある味わい)
・熟酒(熟成感)
・白ワイン(爽やかな香りと酸味)
・赤ワイン(渋みの明確な味わい)

日本酒4種類の分類分けについては、他の記事に詳しく解説していますのでご興味がございましたらぜひご覧下さい。
(過去記事:【日本酒①】日本酒チャートについて

1日目に用いた日本酒

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多種に渡る日本酒がずらり。圧巻でした。
ディスカッションなどは無いのでほぼ発言する機会はなかったのですが、久しぶりの座学で結構体力を消耗しました。


当記事を読んでいただきありがとうございました。
フォロー、スキをいただけますと今後の励みになります。

次回は二日目のレポートをします。

ぷらずまいこ


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