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なにごとも偏りすぎず、で

今は、
ヴィーガンやベジタリアン、
フルータリアンなど

自分に合った食生活スタイルを
選んでいる方が増えたように思います。


その中には
動物性の食品を極端にとらず、
野菜や玄米だけをいただくという
食事方法の方もいらっしゃいます。


ただ、
白米ではなく玄米を選び
乳製品や動物性食品を極端に避けてしまうと、
どうしてもカパが少なくなりがちです。

カパは身体を構成するために必要な要素ですから、
このような食生活を続けていると、
身体をつくる機能が
低下してしまうこともあります、

成長期の子どもや、
怪我や病気などで
身体の機能の回復をしたい時には
やはりカパの質の食べ物も大切になります。


また極端な玄米菜食を続けていると
脂肪分が減ってしまいます。

アーユルヴェーダでは
脂肪を「メーダ」といいますが、

メーダが外側からの細菌の侵入を防いだり、
臓器の機能を潤滑にしてくれています。

皮膚や髪のツヤもメーダと
関係していますから、

「メーダ」が減ってしまうと、
皮膚はカサカサ、髪はカサカサ、
肌色の色も透明感がなくなって、
茶色っぽくなっていきます。

厳格な玄米菜食をしている方の中には
これらの傾向がある方を時々見かけます。


もちろん食べすぎた時や体調を整えるために
一時的に行うことは問題ありませんが、

長期に渡って厳密に行うことや、
これから身体をつくっていく時期の子どもには
偏った食事法や、
厳密な食事制限は
アーユルヴェーダではオススメしていません。


また玄米は「皮」がついているため
消化がしずらい食べ物のひとつです。

消化力が落ちていたり、
消化力の弱い人が食べつづけていると、
お腹の調子を悪くしたり、
下痢や便秘のもとになることもあります。


また玄米はピッタを乱す性質があるため
皮膚炎などの原因にもなりますので、
注意が必要です。


すべてはバランスですね。

「これが唯一正しい方法」
「これさえ食べていれば健康になる」と思い込みすぎず、

季節や時間帯、
自分の身体や心のその時の状態にあわせて、
摂りいれるものを柔軟に変更していきたいですね。

食事法だけでなく、
何事も偏りすぎず、
バランスみながらやっていきたいですね。

今日もどうぞ穏やかな1日をお過ごしください

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