そして父になる
いきなり私事ですが、先日2児の父になりました。
ありがとうございます。ありがとうございます。
4年前に長男が生まれ、今回は長女が生まれ我が家の性別バランスも2対2となり、
未来で肩身の狭い思いをしなくてよさそうです。笑
さて、今回また新たに子宝に恵まれたことで、長男の時とは違う感覚がありました。
◯子育てに対する不安がそんなにない
ということ。
いや、やはり多々不安はありますよ。
物価上昇が止まらない昨今で、いち低所得者である僕からしたら金銭問題なんかは終わることのない課題です。しかしまだ齢4歳の長男ですが、ありがたいことに赤ちゃんゾーンは無事健康にクリアしてくれたので2人目となる今回はある程度の知識と経験を持って挑めそうです。
ただ、一つ気にかかったこと。
長男が生まれた時の僕の心境の変化です。
これをよく思い出しました。
なので今回はタイトルにも書いた通り、
父になるという事
についてスポットを当ててお話ししていきたいと思います。
まず注意事項ですが、あくまで僕自身が経験して感じた感想ですので、子育てに関して非協力的な旦那さんがいらっしゃる方は不快に感じる場合があるかもしれませんので、そんな方はTOPページに戻ることを推奨いたします。
Twitterの方ではそんな非協力的なパートナーを持ち日々憤りを感じているような呟きを目にするので、そんな方は「男ってこんなこと考えてたんだ」みたいな参考にして頂ければ幸いでございます。
先程も書いた通り、あくまで僕自身が体験して感じた見解ですのでお手柔らかにお願いしたい所存であります。
それではいきましょう。
旦那は外へ働きに、妻は家を守りそして子を育む。
こんなテンプレートはもはや過去の遺物。この現代でこれを提唱していると
あらゆる方面から石とか缶とか投げられます。笑
イクメンという言葉。
数年前に突如として現れ、今では鼻で笑われるような肩書きとなってしまいましたね。
そりゃそうです。子育てとは夫婦でする事ですから。
「子育てですか?ちゃんと手伝ってますよ!」
こんな返答はそもそも根本的な認識が間違っていますよね。
僕たち旦那側は、どれだけ忙しくても当事者なのですから。
かと言って外に仕事をしに行く。
これも甘く見てはいけません。今の世の中では夫婦共働きしていく家庭は、ごく当たり前のように点在します。我が家もその共働き家庭にあたります。
なので、仕事内の付き合いがどれほど大事かということに関しては、概ねの方々が理解していると思って話を進めます。
上司などに誘われる急な飲み会のお誘いなんかは、これ全然断っても良い事です。
が!これを適当に払い除けていると出世コースみたいな競争では間違いなく不利になります。ある程度の付き合いは極めて大事な事です。
会社ではペコペコと頭を下げ、NOと言うこともできず心にしこりを作り、疲れた体で家に帰るともう何もしたくありませんよね。それに晩酌しようとしても節約を理由に好きにビールも飲ませてくれない。丸1日砂漠で彷徨った後にやっとの思いで辿り着いたオアシスが枯渇して絶望する様なものです。少しオーバーですが。笑
僕が思う世間の旦那さん達が思う理想の家庭像はつまるところ
癒し
これに尽きると言っても過言ではないのかもしれません。
さて、子育ての話ですが…
これ、かなり過酷です。
給料も出なければ、誰からも褒められることもなく淡々と毎日同じルーティンをこなしていく。必須業務が分刻みで刻々と後ろから迫り、完璧にこなせばこなす程、愛しくて可愛い可愛い悪魔(子供)がイレギュラーを起こし、タイムスケジュールがゴチャゴチャになります。まだ家族だから良いですけど、これ会社業務に当てはめて考えてみたら恐ろしくて寒気がします。笑
夕方から夜にかけて、ようやく子育てパートナーの旦那が帰ってきて「あー助かったー」と思うのも束の間、旦那は地獄でも行ってきたかのような顔で帰ってきたらたまったもんじゃありませんよ。
こちらも枯渇した体に鞭打って頑張った報酬がサーターアンダギーだった様なもんです。(美味しいけど、水分全部持っていかれるという意味です。笑)
やはり、こちらの家事育児側サイドも求めるところは
癒し
なんですよね。
ここまでは前置きで、ここからが本題って感じなんですが、
やはりお互いがそれぞれの都合と思惑がありますし、支えあって尊重し合っていかなければ円満な生活なんてものは手に入りません。もちろん例外も多数あると思いますが…
ただ子育てという所にフォーカスを当てると、僕はやはり
男と女の違い
って所に目が行きます。
ちょっと差別的な話になってしまうかもしれませんが、そう言った意図は一切ありませんので悪しからず…
僕は30代に突入する直前で籍を入れ、突入した後に子供を持ちました。
好き勝手してきた人生ですが、割と理想的なペースで順風満帆な生活を手に入れたとも思っています。
「ちょうど良い年齢だった」
この一言で片付けてしまえば終わる話なのですが、20代前半に同じ境遇にあっていたら僕はどうしていたのかと考えることがあります。
子供を持った当時、父になったという自覚はあまり感じていなかったと思います。
「奥さんの子供」って言った方がしっくりきたのではないでしょうか。
しかし子供が少しづつ成長していくにつれて僕の心も少しづつ父親になっていったと思います。気がつくと自分の一番大事な存在が子供にアップデートされていました。
この親になるという自覚の話なのですが、奥さんってどうなんでしょう。
女性になったことがないので理解することは極めて困難かと思いますが、想像だけで申し上げさせていただくと、
自身のお腹に命が宿る感覚っていうのは想像を絶する神秘です。
大事に大事に約10ヶ月もの間お腹に別の命があるのです。
ましてやこちらも僕たち男性からは想像もできない程の出産の痛みを乗り越えて、初めてその育んだ命と対面するのですから、女性の方ってその瞬間に母親になってるのかなって思います。
逆に男性側ってどうでしょう。
頭では理解してるんです。その神秘も想像できない痛みと闘ってくれたことも。
何度も言いますが、あくまで僕の体験を元に例題として出していますが、
子供の生まれた後の生活の変化についていけないんです。全然。
僕の脳内は「子供ができた嬉しー」「ちゃんとしなきゃー」てことばかり。
超バカっぽく見えますがまさにその程度だったのかもしれません。
そして奥さんは子供に構っきりで、僕の都合や予定や考えなんかは二の次。
あたり間ですよね。こちとら大人なんですから。笑
そんな今思えばクズ極まりないところで腹を立てる日々。
しかし僕も当時30歳を過ぎた頃でしたので現実というものは少しづつ受け入れることができました。
ここでさっきの自分自身への問いが顔を出してくるのですが、
もし20代前半だったらどうなっていたか。です。
もしかしたら全て投げ出して逃げていたかもしれません。可能性は0ではないです。
これは偏見の塊みたいな話ですが、僕の同級生で早くに結婚して出産したギャル達はもれなく全員離婚しています。笑
こういった現実もあるので、僕自身がその当事者ならばそうなっていたかもしれないと思ったのです。
男って変にプライド高くて、しかも振り上げた拳を下げるの下手くそなんですよね。
面倒くさい生き物です。笑
僕は男女で親になる自覚が10ヶ月のタイムラグがあると思ってます。
なので世の中のお母さん方、かなり手間かと思いますが旦那は10ヶ月前の自分だと思って接するとうまくいくんじゃないかな!って自分なりに感じました。
幸い僕自身、奥さんが人を責め立てる様な人じゃなかったのでうまく行きましたが、
「なんでそんなこともできないの?」「それくらい自分で考えてよ!」
とか毎日言われてたら心折れていたと思います。笑
とまぁ長くなりましたが、僕はこうして父親になりました。
冒頭に書いた
◯子育てに対する不安がそんなにない
という言葉の答えは、僕はもう父親になっていたってことなんだと思います。
もう今の家族がいなければ生きて行く事に希望も持てないし、いつの間にか一番大切にしていた音楽活動も子供達に追い越されていきました。
これはこれで幸せです!
何度も記述していますが、あくまで僕の経験を元にしたお話と見解ですので、やさしい気持ちで読み流してください。
⭐︎最後までお読みいただきありがとうございました!
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