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いったいどうなってるんダ・ヴィンチ

タイトルはRADWIMPSさんの「おしゃかしゃま」という曲の歌詞から引用。
とりわけファンっていう訳でもないが、この曲を初めて聞いた時、私は心は一瞬でボーカルの野田洋次郎氏に捕まれた。
知らない方は一度歌詞を読んでみると良い。
これをメロディに乗せるとか、少なく見積もって天才だ。

最近、私はドラえもんの映画化を見漁っている。
もちろん、全て一度は見たことがある。(大山のぶよさん時代に限る)"劇場版ドラえもん"というのは都市伝説が好きな人間から見ると、全て聞いたことのある話題を映画にしている。例えば

'"のび太の創生日記"
→宇宙の誕生と仮想現実

"のび太のブリキの迷宮"
→AIによって支配された世界

"のび太の雲の王国"
→ノアの方舟

他の作品も様々な話に通ずるが、今回は掻い摘んで3作品に絞った。

今回は"のび太の創生日記"にスポットを当てて話を進める。

※ネタバレ注意

少年は夏休みの"自由研究"の題材が見つからず焦っていた。そんな時同居人である未来から来た猫型ロボットによる未来の道具で宇宙をつくり、その経過を絵日記にて観察報告をする。
しかし少年とロボットは未来の道具を使って進化を促した為、哺乳類とホモハチビルスなる生物が進化し地球は人間と蜂人間が牛耳ることになる。
蜂人間は地底世界に文明を作り、人間よりはるか先の技術力をもつことになる。地上では人間が環境を壊し、地球を痛めつけていることに奮起した蜂人間たちは人間に宣戦布告し戦争一歩手前になる。そこで少年とロボットは未来の道具を使ってもう一つ宇宙と地球をつくり、蜂人間達をそちらの世界へ住むように促し、平和に終わる。

という文字に起こすとなんとも恐ろしい物語なのだが、藤子F不二雄さんも先日亡くなった藤子不二雄Aさんも、ときわ荘漫画家軍団は紛れもなくファンタジーを描く天才だ。宮崎駿さんもそうだ。

この作品は1995年に公開された物ですが、今見てみると世界は緩やかに藤子F不二雄先生の描いた世界に近づいている。
この作品をみると冒頭に話したRADWIMPSさんの"おしゃかしゃま"を思い出してしまう。
歌詞を一部抜粋させて頂くと、

僕らはいつでも神様に
願って拝んでてもいつしか
そうさ僕ら人類が神様に
気づいたらなってたの何様なのさ
僕は見た事ないんだ
あちらこちらの絵画で見るんだ
さらに話で聞いている神様は
どれもこれも人の形なんだ
偶然の一致か運命の合致
はたまた自分勝手スケッチ
あっち、こっちそっちってどっち
一体どうなってるんダ・ヴィンチ

この答えが"のび太の創生日記"に詰まっているかと考えます。

今回はドラえもんの映画レビューみたいな記事になったが、他の作品も紹介していきたいと思う。

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