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人生は山登り

アメリカ留学時代に仲良くなったニカラグア人(中南米)のアレハンドラから電話がありました。

ヨーロッパ旅行に来た時は連絡するということで電話番号を教えていたのですが、いきなりの電話でびっくりしました。3、4年ぶりに話しました。5分くらいでしたが、やっぱり何年 経っても全然変わらない感じで話せるのが友達なんでしょうね。

また、大学時代に知り合ったアメリカ人とフランス人が結婚することになり、来年2月はアメリカ、夏にはフランスでの結婚式に招待してもらいました。こういうのが本当の国際交流なのかなっと思います。
英語を勉強して本当に良かった。あっという間に世界が広がっていきました。

今、思い出せば大学2年生までTOEICは500点程度、特に英語ができた訳でもありません。勉強を始めたきっかけは、ある中国人と話していた時のこと。彼は流暢に日本語を話します。

「彼が日本語を話せなかったら、僕はどうやって彼とコミュニケーションをしただろう。世 界には日本語を話す人はほとんどいない。そうだ、世界中の人と友達になる為に英語を勉強しよう!」

その時に感じた熱い思いと、一生懸命勉強した努力がきっとうまく絡み合ったんでしょう。 きっと何をするにもタイミングがあるんだと思います。急に今まで気づかなかった才能に目覚めることもある。それには、感動したりワクワクしたりする心を持つこと、そして努力をする意思を持つことが大切です。

英語を勉強したいという人に僕がいつも聞くのは「なんで?」ということ。英語は僕にとって「世界中の友達を作る道具」だった訳で、そういう目的意識がちゃんとあったからこそ達成できました。

何かを達成しようとする時に一番大事にすることは「なんで?」という目的意識をはっきり させることです。

「あの資格欲しいな~」

「なんで?」

これにしっかりとしたものがあると 達成し易いはず。

そして目的が定まった後は、「どうするの?」っていう目標を大事にします。

つまりこの時期までには、こういう所まで来ていたいという場所です。

 山登りに例えると「なんで?」=目的が「頂上で綺麗な景色を見てみたいから」。

「どうする?」=目標が「2日間で登るから初日は5合目まで」。

その為に必要な道具が「登山靴と非常食とサングラス」。

これを僕にとっての英語に置き換えてみます。

目的「世界中の人と友達になって仲良くする」

目標「英語の文法本と単語カード作成と英会話レッスンをして、今日はここまで上達する」

皆さんも何かしたいと思った時は、こういう考え方をしてみるのもいいかもしれません。

2011年5月出版の『誰かにとどけ、僕の応援歌』より

お読みいただき、ありがとうございます。より多くの皆様に、僕の応援歌がお届けできるよう精進して参ります!