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発語はまだか(3・その後)

↓の続きです。


息子は現在、2歳になったばかりです。


2歳0ヶ月ってやつです。


前回、一歳半検診の前に言葉を3つ覚えたというところまで書きましたが、今回はその続きです。

前回の記事の通り、一歳半検診の問診票で「意味のある言葉を話しますか」という項目の「はい」に◯をし、話せる言葉の欄に「あか、5、(いないいない)ばぁ」と書いて持っていったわけですが…


問診票を見た保健師さんに

「この他に意味のある言葉は言いませんか?例えばワンワンとかママ、とか物の名前とか…」

と言われました。


保健師さんは決して問い詰める言い方でなく、「あえて聞いてみた」という感じだったので、全く不快ではありませんでしたが、

私は「本当にこれだけなんです…」と答えながら、(あか、5、ばぁ、だけじゃダメだったか/(^o^)\笑)と思いました。

お子さんの成長で心配なことはありますか?と聞かれ、念のため「言葉がなかなか出なくて心配です」ということは伝えました。


結局、担当してくれた保健師さんもお医者さんも「指差しとかができて、大人の言うことがある程度理解できるのであれば大丈夫だと思います」と、私と同じ見解でした。

でも、「お母さんが気になるのであれば、2歳の誕生日の頃にお電話して状況を伺います。その時になっても言葉があまり増えていないようであれば、また考えましょう」と言われ、一歳半検診は終了したのでした。


それから2日後。



息子は水筒に入れた飲み物を見て「じゅーす」と言いました。


「そうだよ、ジュースだよ!」と私が言うと、「じゅーす。じゅーす」と、何度も繰り返しました。


その様子はまるで、ヘレンケラーとサリバン先生の「ウォーター!」状態でしたが、まさに物と名前が一致した瞬間でした。

「じゅーす」は、半月前に「あか(赤)」と言って以来の、新しい言葉でした。


そしてその日を境に、息子は少しずつ言葉が増えていきました。


もし、あと2日早く「じゅーす」が出てくれたら、検診で相談しなかったかもしれないのにな…と思いましたが、息子のタイミングはこの時だったようです。


私は時々、息子の成長を手帳にメモしているのですが、それによると「じゅーす」と言った3日後には「10」と「チューリップ(ちゅーうっぷ、って感じの発音でしたが)」が言えるようになり、


さらにその10日後には、「パパ」「じじ(祖父)」「ばば(祖母)」が言えるようになった、と書いてありました。


ちなみに「じじ、ばば」と言っている様子は動画に撮り、すぐに双方の祖父母に送りました。

(ちゃんと、それぞれの祖父母の写真を見ながら言っているところを1回ずつ撮りました)


たまたま、私と息子はその翌日に私の実家に行くことにしていたのですが、

実家に着いて車のエンジンを切った途端、私の父が喜び勇んで玄関から出てきたのは言うまでもありません(笑)


しかし、「ママ」と言ってくれるようになったのは、なぜかそれから1ヶ月も後でした。


「パパ、じじ、ばばが言えるなら言えるよね?」と誰もが思い、言わせようとしたのですが息子は恥ずかしがって、なかなか言ってくれませんでした。

でも、今振り返ると、なかなか言葉が出なかったことも、「ママ」だけいつまでも呼んでくれなかったことも、良い意味でどうでもいいです。


だって今、「あんなにやきもきした日々は何だったんだろう」と思うくらい、息子は日本語を使いこなしているからです。


結局、息子は言葉を覚えて2〜3か月で、「ママ、ねんね(したい)。あっち行こ」などと、単語をつなげてしゃべれるようにもなりました。


で、これらの記事にもつながって行くのですが↓


2歳の誕生日が近づいてくると、私や夫の言葉を少しずつ真似するようになりました。


例えば、息子がおもちゃでうまく遊べずに癇癪を起こした時、「悔しいね、気持ちわかるよ。でも、落ち着いてもう一回やってみようよ。」と言ったら

「きもち、わかるぅ〜〜〜!!」と変なところを切り取って絶叫されたり…


またある時は、珍しく水をごくごく飲んでいた(※息子は水が好きではない)ので「お水、好きになったの?」と聞いたら

「最近、好き」と、すました顔で言われたり…


まだまだカタコトではありますが、日本語上達してるなぁ…とびっくりさせられることが多くあります。



そんなわけで、2歳になる頃には言葉が遅くて心配したことをすっかり忘れていました。

で、一歳半検診で発語のことを相談した保健師さんが電話をくださった時、「こんな感じで日々しゃべっています」と話すと「じゃあ大丈夫ですね。もし今後も困ったことが出てきたら、いつでも連絡くださいね」と言われて終了しました。



現在、言葉をたくさん獲得しつつある息子は、歌うことに挑戦しようとしています。


「かーえーるーの、うーたーが」などと、リズムはまあまあ合っているのですが、音程の付け方がわからないようです。


なので一本調子というか、ただ歌詞をしゃべっているだけという…


息子がそういうことをし始めて、私は「そういえば、人ってどうやって歌えるようになるんだろう」と新たな疑問が出てきました。


私自身も、いつどのようにして歌えるようになったのか覚えていないし、私の弟も特別なことをしたわけではなく、気がついたら歌えるようになっていました。


だから自然と身につくものなのだと思いますが、「こうやったら音程をつけられるよ」って言葉で説明しようとしてもできません。

歌の専門家だったらできるのでしょうか…


私は「上手だよ!もっと聴かせて!」と、とにかくたくさん息子に歌わせることにしています。


でも、一緒に歌ったら覚えてくれるかな?と思って歌ってみると、「ママ、うたっちゃだめ!」と言われてしまいます…


子育て、というか物を教えるって難しいですね。


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