息子の「買って買って」攻撃がやってきた
少し前、息子と外出した帰りに用事を思い出し、コンビニに寄りました。
私は、息子が疲れているのに用事に付き合わせて申し訳ないなぁと思ったので、「かにぱん買おうよ」と息子に言いました。
一緒にパンコーナーに行き、「ほら、かにぱん買おう?」とかにぱんを指差すと、
「いらないの」と息子。
私は困惑し、「えーっ、かにぱん好きでしょ?」と、何とかYESと言わせようとすると
「つよちゃん、これ買う」と言って、隣にあった商品を指さしました。
かにぱん…チョコ…
ダメだろう。
2歳3ヶ月の息子には、まだチョコは食べさせていません。
別に絶対ダメとは思ってないけど、「覚えたら終わりだよ」みたいなこともよく聞くし、そもそも2歳にはまだ早くないか?と思っています。
しかし、どう見ても「かにぱんチョコ」のパッケージのほうが魅力的なんですよね…
いかにも子どもが買いたくなりそう。
私は「それはさぁ〜、つよちゃん食べられないやつだよ。買うならいつものかにぱんだよ」と、何とか息子を説得しようとしました。
しかし息子は、「やだ。つよちゃん、これ買う」と言い、商品を手に取って床に座り込んでしまいました。
これ、無理矢理帰らせたら泣いて大暴れするやつだ…
イヤイヤ期の子とその親が、だいたい経験するやつですね。
あーめんどくさい…
結果、私は買うことを選びました。
ただし、「それ3個入ってるから、つよちゃんとママと、パパも食べられるよね。
パパが帰ってきて、いいよって言われたら食べよう」という条件付きで。
ずるいなぁとは思いましたが、私も疲れてて、早く家でゆっくりしたかったんです…
で、何とか平和に帰宅することはできました。
ただ、やっぱりすぐに「つよちゃん、これ食べる」と始まります。
「"パパが帰ってきて、いいよって言われたら"っていうお約束だったでしょ?
こんなおいしそうなやつ、ママとつよちゃんだけで食べたらパパに泣かれちゃうよ」
と、私は息子を説得しました。
何とか息子は、私の説得を聞いてくれました。
そして、かにぱんチョコと一緒に買っておいた、普通のかにぱんを差し出すと、何事もなく
食べました。
やがて、息子は「かにぱんチョコ」を手に持ったまま、昼寝し始めました。
(我が家では、すぐ開封が許されない食べ物は一緒に寝て、仲良くなってから食べるシステム)
眠りが深くなってくると、息子の手から「かにぱんチョコ」がぽろっと落ちました。
今だ…!!!!!
私はそう思い、「かにぱんチョコ」をそっと取って冷蔵庫に入れました。
(息子はまだ冷蔵庫を自由に開けられないので、我が家の冷蔵庫は息子に見せたくない食べ物をしまう場所にもなっている)
息子には申し訳ないのですが、「かにぱんチョコ」はこのまま両親の腹という闇に葬ることにしました。
息子はまだ、視界から消えれば忘れてくれることが多いです。
実際、このあと「チョコのかにぱん食べたい」とは一度も言いませんでした。
後日、私と夫はこっそり「かにぱんチョコ」を食べました。
いつものかにぱんに、チョコがかかった味でした。
…それだけなんだけど、なんかすごくおいしかったです。
こういうのって、チョコが油っぽかったり食感が悪かったりしないかな?と思ったのですが、そんなことはありませんでした。
(冷蔵庫に入れてた効果は多少あるかもしれない)
チョコの甘さと、かにぱんそのものの甘さも良い感じに合わさり、そしてこの絶妙なサイズも手伝って、あっという間に食べてしまいました。
私は、また買って食べたいと思いました。
私がこう思うのだから、息子が食べたら「かにぱん」はもうこれしか食べなくなってしまいそうです。
やっぱり阻止してよかった…と思いました。
ただ、今回のやり方は親として非常にずるいと思います。
そして、息子も今後知能が発達してきて、今回のようにごまかすことはできなくなると思います。
あと、今回は100円程度のものだったから「まぁ買ってもいいか〜」ってなったけど、もしこれが何千円もするおもちゃとかだったら…
おそろしい(^◇^;)
親も頑張って成長します…( ̄▽ ̄;)
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