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2歳息子、「パン屋さんごっこ」の変遷

息子は1歳11ヶ月頃から、パン屋さんごっこをするようになりました。

志望動機は、いとこたちとアンパンマンミュージアムに行った時、おば(パパのお姉ちゃん)がパン工場でパンを買ってくれたのがうれしかったから、らしいです。


息子は一緒に売り場に行ったわけではなく、外でいとこのお兄ちゃんに「コップポーン(←ポップコーン。お兄ちゃん本人がこう言ってた)」をもらって待ってただけなのに、なぜかすごくうれしかったらしい…


その時のパン

ちなみに息子はその時アンパンマンミュージアム初体験で、終始「こんな楽しい世界があるのか」みたいな反応でした。

きっと、その思い出と可愛いパンが合致したんですね。



そんな息子は、ある日突然これをカウンターに見立て、パン屋さんごっこを始めたのです↓


タオルとか雑巾をかけるやつです。

ちょうど息子の胸の下あたりの高さなので、カウンターにピッタリなのです。


これ、私と夫が何年も前に買って、何度か捨てられそうになりつつも何とか捨てられずにいたのですが、まさか今になって日の目を見るとは…!!!


子どもの発想ってすごいですね。


まずは集客のノウハウから


で、一番最初はこのカウンターに立ってニコニコしながら、両手を伸ばしてグーパーグーパーしていました。


呼び込みの仕方もパンの売り方もわからず、とりあえずパンをばら撒いていたみたいです(笑)


私と夫は笑いをこらえながら見守っていたのですが、夫が見かねて「パン屋さんですか?」と聞くと、息子は「パン屋さん(です)」と答えました。



ちなみに息子は、この時パパが言った「パン屋さんですか?」という言葉を、「いらっしゃいませ〜」とか「パン屋さんですよ〜」っていう意味だと思い込んでしまいました。


なのでしばらくは「パン屋さんですかーっ!パン屋さんですかーっ!」という息子の言葉が、パン屋さんごっこの始まる合図になってしまいました(笑)


で、「何のパンがありますか?」と聞くと、毎回「あんぱんまんめろんちゃんまん!」と、すごい早口で言うのです。

まるで、早口で言わなければ罰ゲームになるかのよう(笑)


余談ですが、息子は今もメロンパンナちゃんのことを「めろんちゃんまん」や「めろんちゃん」と言います。


私も子どもの頃、「何でメロンパンマンじゃないんだろう」と思いましたが、やっぱり息子も謎に思ってるんじゃないかと思います。


話を戻しますが、「じゃあ、アンパンマンをください」と言うと、カウンターをカタカタ叩いて(パンをこねている?)「はいっ!」とパンを渡してくれます。


もし本当にこねてるんだとしたら、焼いてない疑惑です。

信用失墜、即廃業の危機ですが、そこは大目に見てお金を渡すフリをし、その場で食べます。


そして「おいしかった〜、ごちそうさま」と言うと、

「めろんちゃんまん(も買え)」という圧力をかけられ、必ず両方買わされる羽目になっていました。


このパン屋さんごっこは、1〜2ヶ月ほど続きました。

途中からは食パンも売ってくれるようになり、ちょっと顧客満足度が上がりました(笑)


リニューアルして戻ってきたパン屋さん

つい先日、息子が入浴中に「パン屋さんごっこする」と言い出しました。


気がつけば、最後にパン屋さんごっこをしてから軽く1ヶ月はたっていました。



「いいよ。何のパンがありますか?」と早速たずねると、


「アンパンマンとぉー、メロンちゃんまん」。


早口でこそなかったものの、ラインナップは以前と同じでした。


「じゃあ、メロンちゃんまんをください」と私が言うと、


息子は浴室の壁をショーケースに見立て、「ぱかっ」と言って戸を開け、中からパンを出す真似をしたのです!!


パンを受け取った私は、まさか息子がそんなことをするとは思わなかったので、びっくりしました。



そして「何円ですか?」と聞くと、「100円です!」と、これまた初めての発言をしてくれました。

(※息子にはお金を持たせたことも、見せたこともない)


そういえば、少し前に保育所の連絡帳に「今日はお店やさんごっこをしました」と書いてあったのを思い出しました。


保育所で起業セミナーに参加し、経営のノウハウを学んできたんですね(笑)


私が100円玉を渡す真似をし、「あむあむ(食べるフリ)…あ〜おいしかった!ごちそうさま!」と言うと、


「ふわふわだった?」
と聞かれました。


私は、息子の口からそんな質問が出るとは思わず、びっくりしてしまいました。



息子は日々いろんな言葉を覚えて口に出しますが、まだまだカタコトで舌ったらずなしゃべり方です。


そんな状態で、大人顔負けの言葉を発せられると私は笑ってしまうのです。


この時も笑いそうになりながら「…ふわふわだったよw」と答えると、息子は「ふーん」と言い、何事もなかったかのように

「いらっしゃいませ〜」と、強制的に振り出しに戻しました(笑)


仕方ないので、「アンパンマンを2個ください」と、少し高度な頼み方をしてみました。

すると、また「パカっ」とショーケースを開け、ちゃんとパンを2個取って私に渡す真似をしてくれました。


「これも1個100円ですか?」と聞いてみると、息子は


「100円は………」と言葉に詰まってしまいました。


しまった、難しい質問だった…と対応を考えていると、

「100円は…100円は……

いちばんです!!(?)」


という、謎の答えを導き出しました。


私は笑いそうになるのをこらえながら(というか、もうほぼ笑っている)、「じゃあ100円が2個だから、200円だね」と言ってお金を渡す真似をし、片手に1個ずつパンを持って食べるふりをしました。


「うわぁ〜おいしい!こんなおいしいアンパンマン、初めて食べた!」と言うと


「いっしょうけんめい、つくりました!」と大きな声ではっきり言われました。


突然、小学校の学芸会みたいになりました。


私は笑いをこらえきれなくなり、息子はちょっと「あれ…バカにされてる…?」みたいな表情になりましたが、「パン屋さん、上手になったね」と息も絶え絶えの状態で話すと、うれしそうな顔をしてくれました。


我が子は突然成長する

色々な知り合いからは、息子と会うたびに「大きくなったねぇ」と言われますが、毎日一緒にいる私はそんなに変化がわかりません。


時々、数ヶ月前の写真を見直すと「あぁ、確かに大きくなってるのかぁ」って驚くほどです。

でも子どもの成長は著しくて、親がびっくりするようなことを突然言ったりやったりし始めします。


そんな風に、私の意識と息子の成長スピードに差があるから余計に「えっ、そんなこと言えるの?嘘でしょ(笑)」となってしまうのです。


パン屋さんごっこ一つとっても、たった数ヶ月でここまで進化すると思いませんでした。


ただ、息子の場合はこの数ヶ月で保育所に行き始めたという大きな変化があるので、保育所に行ってなかったらここまで進化したかどうかわかりません。


「保育所に行くと色々覚えてくるよ」とよく聞きますが、本当にそうなんだな〜と感心します。


そしてそれはもちろん、先生方とお友達あってのことなので、とても感謝しています。


息子の「ごっこ遊び」エピソードは、他にも色々あるので、また機会があったら記事にします(^^)v

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